概要
ようこそ、海と龍の星へ。SF×ファンタジー×エスニック冒険譚
辺境惑星アルマナイマ。
宇宙港の管制官として赴任していたアムは、ある日、龍と宇宙客船の衝突事故を目撃する。いつもの事故だと思っていたそれは予想外な展開に転がり始めて……。
海洋民セムタムと数多の龍たちが共に暮らす星で、物語は紡がれる。
宇宙港の管制官として赴任していたアムは、ある日、龍と宇宙客船の衝突事故を目撃する。いつもの事故だと思っていたそれは予想外な展開に転がり始めて……。
海洋民セムタムと数多の龍たちが共に暮らす星で、物語は紡がれる。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神話の綻びを、海の民と共に歩む。
世界の創世神話から始まる一作。神話によれば、「唯一の者」によって世界は拓かれた。そして「唯一の者」の涙によって、三匹の龍が生れ落ちた。その龍たちの求めに応じ、「唯一の者」は世界を作り、龍たちに探索を頼んだ。一匹の龍は太陽から地上に戻り、一匹の龍は知恵によって海の底を隆起させ、もう一匹の龍は、海の底を一息で潜った。三匹の龍にはそれぞれの働きに由来する名前が付けられた。そんな神話を信じ、龍を崇めながら暮らしている民族がいた。海の民である人々だ。
主人公は女性言語学者。彼女はアルマナイマという星に生きる、海の民族と交流を持っていた。彼女はその民族に伝わる成人の儀式を受けることによって、民族に受…続きを読む