おいタカト!お前イケメンなのかバカなのかどっちなんだ!


聖人世界に住まう人間達、魔人世界に住まう異形。

襲い来る化け物達に抗うべく人は、魔装装甲と呼ばれる叡智を生み出し、日々続く殺し合いの中で必死に生きていた。

その戦いの中で特に犠牲になっていたのは、奴隷の身分に落された人達だった。
そう、聖人世界では明確な格差社会が形成され、体のいい生贄が用意されているのだ。

そんな奴隷民の職人、権蔵に育てられたタカト。同じく権蔵に拾われた、神という特殊な存在ながらその正体は全く不明のビン子と共に、職人としての知識、技術を駆使しながら襲い来る魔人共と戦う!

そんな血湧き肉躍るバトルファンタジー!

かと思いきや

主人公のキャラクターがギャグフルスロットルってどういう事やねん。

女子のスカート捲るのに熱血注いでどうすんねん。気の知れたビン子の前とはいえ真っ裸になるなや、そして下を揺らすな。

そしてちょいちょい濃ゆいキャラクターぶっ込んでくるってどゆこと?
ピンクのオッサンとか裸エプロンのオッサンとか勘弁してよ、腹筋が死ぬんだけど。

──失礼、思わず私のキャラクターまで迷走してしまいましたが、それだけストーリーの緩急差が激しい作品であるという事です。

もう王道ファンタジーの気持ちで読めばいいのか、ギャグコメディーの気持ちで読めばいいのか、心情があっちゃこっちゃ行っちゃって何処に気持ちを置いたら良いのか分からん。

シリアスもギャグも読ませる技術がある作品だからこそ起きる現象です。

この緩急差に付いて来れない人はおすすめ出来ないかもしれません。なので評価は控えめにさせて頂きました。

ちなみに私の場合、そのむず痒さを含めて「イイ!」とか言っちゃてるM属性の人間なので(小説限定)、良い子の皆はこんな大人になってはいけませんよ。

という訳で参考になれば幸いです。

その他のおすすめレビュー

一ノ瀬星羅さんの他のおすすめレビュー4