鮮やかな色彩と繊細な心理


作者様が‘目の前に風景が広がるような’と表現していらっしゃるように、精細な風景描写は脳裏に鮮やかな景色が浮かび上がります。

表現の言い回しも工夫されているのが伺い知れて、読んでいてとても勉強になりました。


また行動や五感の描写によってキャラクターの心情を匂わせ、それに至った背景への想像が掻き立てられる表現も素晴らしいと思います。


少し内容に触れますと、[夏の匂い]のアイスを食べる、またその棒が落ちるシーンであったり、[ココア]の味の表現が私は好きです。


しかし、この作品に関しては作者様が表現力を鍛えるために書いておられるとの事です。

これからの作品にこの表現がどう使われていくのかに期待したいところですので、星の評価は控えめにさせて頂きました。


皆様の参考になれば幸いです。

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