概要
全ては内側から滅びる。
先の大戦から60年余。安定と安寧、そして定まった支配の構図が少しづつ腐敗を生む世界。大陸を支配する8つの公国の内のひとつ、エン公国で公王の世襲が決まる。新公王ビーンは、騎士団の解体と再編、そして騎士の大幅な削減を行うという。反発した一部の騎士達が叛乱を画策。それに同調した中央騎士団が公都を包囲。エン公国騎士団総長マムダス元帥公都から放たれた情報騎士達は、囲みを突破、東西南北、四方の騎士団に反乱鎮圧に向かうようその指示を伝えるべく走った。アルミス率いる北方騎士団領にもその報が届き、アルミスは麾下の北方騎士団を率い、公都フランケルトを目指すが、それを察した中央騎士団からは「狂犬」と呼ばれるボクス副団長が5千の騎兵と共に放たれる…支配と被支配、正義と裏切り、反乱に与し、あるいは反乱に反し、騎士達は