これぞ冒険小説! と言いたい作品
- ★★★ Excellent!!!
なかなかよい冒険小説には巡り会えないものですが、この作品はまさに堂々たる冒険小説。個人的にはたいへん楽しんで読んでいます。舞台設定のチョイスもうまいし、キャラクター造形も巧み。さらには──個人的な嗜好の話で恐縮ですが──銃火器の描写が見事! キャラクターの個性と銃火器のチョイスがうまくリンクされていて、さすがだな! と感心してしまいます。
そして、何よりも、この作品は、人間の痛み、悲しみ、それでも失われない誇りをきちんと描いていて、それが何よりもよいと思います。それこそが、この作品を冒険小説たらしめる大事な要素です。
まだまだ冒険ははじまったばかり……これからの展開から目が離せません!