児童書店員の呟き①(勉強の本ってなんだろう)
これは、児童書の書店員である私が児童書コーナーで見聞きしたことを中心に書いていくコーナーにしたいと思います。
最近、児童書コーナーだけでなくたくさんのお客さんがお越しくださることが増えているのですけれど、児童書コーナーでよく聞くのが、
「勉強の本だったら買ってあげる」
です。この「勉強の本」というものが、非常に厄介でして。ドリル、参考書のみを指すのか、それとも学習漫画など「ためになる」本ならいいのか、線引きが保護者様によって様々なのです。
そしてその線引きが子どもたちにも分かりにくい様子で。結局、ヤケクソに
「じゃあ、お母さんが選んだ本にするわ」
みたいな感じになってしまう。はたまたお母さんが、
「これ、ええんちゃうん」
っていった本を購入されたりだとか。
もちろんそういった形で選ばれた本で、子どもの視野が広がることもあると思います。私が最初に、はやみねかおる氏の作品に興味を持ったのも、母親の一言でしたし。ただ、なんとも複雑な気持ちになることも多々あるということを伝えたいのです。おさまりが悪くてすみません。言いたいこととっちらかってます(汗)
「勉強の本」を買う日があるのなら、「物語の本、または欲しい本」を買ってあげる日もあってほしいと願う今日この頃です。
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