買った商品からシュリンクがなくなる不思議

 前回、シュリンクという透明フィルムについてお話しました。


 今回はその透明フィルムについての新たなお話です。


 突然ですが、こんな経験はありませんか?


 あなたは、とある有名マンガの最新刊を買いました。(〇ャンプコミックス等)または、週刊漫画雑誌、月間漫画雑誌でも。


 レジに持っていくときには、シュリンクが確かにかかっていました。でも、いざ支払いを終えて店を出て商品を見てみたら、あら不思議! シュリンクがなくなっていた! そんな経験。


 これには実は、ワケがあります。


 シュリンクがついている理由は前回、簡単にはお話しました。基本的には、中身を読まれるのを防いだり、商品が汚れないようにするためのものです。


 さてでは、購入された商品に関して、果たして上記二つの効果は必要でしょうか。答えは、ノーですよね。購入しているのですから、読んでもらって構わないわけですし、商品が汚れるのは購入後は自己責任です。


 ジャ〇プコミックスや漫画雑誌(〇ンデー等)って、書店の規模にもよりますけど、かなりの冊数を入荷するんですよね。それ一冊一冊にシュリンクしてたら、時間も労力も、その他もろもろも、かさむじゃないですか…(小声)


 しかもきっと、コミックスの最新刊とか週刊誌を発売日当日から数日後くらいまでに購入する方って、多分すぐに中を読みますよね、続きが気になるから。


 だから。レジの横にね、積んでるんですよ、在庫を。そしてレジを通した瞬間に、その在庫品とシュリンクがついた商品を入れ替えて、お客様にお渡しする。そういった仕組みです。(震えた小声)


 そう言われると嫌かもしれませんけど、レジ横にある在庫品って、必要最低限の人しか触れてない綺麗な商品です。


 レジの人の動きを観察している方なら、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった仕組みです。


 最終的にはそのシュリンクした見本的な本も売るんですけど、在庫品が切れるまでは、基本的にはそのスタンスです。(ただ、書店さんの規模や、方針によりますから絶対ではありません)

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