懸賞に応募するときの心構え

第18話 自分のものは自分で管理する

　子どもの頃、森永製菓のお菓子「チョコボール」で当たりが出るともらえるおもちゃの缶詰が欲しいとずっと思っていました（今でも時々、欲しいと考えることはあります）。

　一枚で缶詰がもらえる「金のエンゼル」は出たことはありませんが、五枚で缶詰がもらえる「銀のエンゼル」は何度か出たことがあります。集めて応募するために、親に伝えて、「銀のエンゼル」を家の冷凍庫の上に置いておきました。

　しかし、三枚くらい貯まった後、「銀のエンゼル」は必ずなくなりました。なくなっていなければ、五枚以上は貯められて、おもちゃの缶詰をもらえたと思います。自分以外の家族もよく出入りする場所に置いていたので、家族に捨てられたのではないかと、今でも疑っています。

　この経験から、懸賞に必要なものは自分自身できちんと管理する必要があるという考えに至りました。他の人の手が届かない場所を決めて、なくならないようにどこに置いたか把握しておくことが大切だと思います。