第12話 番外編 当選した書籍の紹介 その1

 注意事項ばかり書いていても、(主に私が)楽しくないので、(主に私が)書いていて楽しいことを書きます。過去に感想を送った本の中で、当選して図書カードをいただいたものを紹介します。


 西村悠『僕と彼女とギャルゲーな戦い』(メディアワークス文庫)


 ギャルゲーを作るお話です。初めて感想を送った本でもあります。


 この小説を読む少し前からはまりはじめた趣味に、フリーゲームというものがあります。フリーゲームとは、基本的には個人または複数名からなるサークル等が製作し、インターネット上で無料公開しているゲームです。無料で遊べるという嬉しさもありますが、商業ゲームにはない着眼点を持った内容のものがあったり、作った方が伝えたい主張が全面に押し出された作品があったり、恋愛ゲームであれば攻略対象の設定が斜め上のもの(人間でもなければ人の姿をしたキャラクターでもなく、場合によっては動物ですらない)があったりと、様々な物語を楽しめるという魅力があります。


 フリーゲームの影響により、ゲームを作るとはどのようなことなのだろうなと思って興味を持ち、読みました。小説の主人公の場合は仕事としてゲーム作りに関わっているため、フリーゲームとは異なるであろう部分があります。だからこそ、知らなかった世界を覗いたような気分になれました。また、仕事としてゲームを作るということの大変さを感じました。送った感想には、「興味のある題材だったから楽しかった」みたいなことを書いた気がします。


 余談ですが、この小説を読んだ数年後、私もフリーゲームを二本、作ってみました。文章を読んで画面をクリックしていればとりあえず終わるもので、片方は選択肢が一切ないため、ゲームではないと考える方もいるかもしれませんが。このようなタイプのものでも、一応(ノベルというジャンルの)フリーゲームになります。

 ちなみに、そのフリーゲームで書いたシナリオは、「今へと繋がる幼き日 小説版」、「蹴られる 小説版」として、カクヨムでも公開しています。私個人としては、いろいろと挑戦してみて(特に前者は)手間のかかったフリーゲーム版の方に触れて欲しいなというものが正直な気持ちですが。


 図書カードをいただいた書籍は、他に二冊あります。けれども、長くなったので今回は紹介しないことにします。今後その二冊を紹介するかどうかは未定です。書きたいという気分になったら書くことにします。次の章では、全く別のことを書くかもしれません。

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