この物語には、哀があり、歓がある──

哀歓という言葉がありますが、この物語はその一語に象徴されると思います。
だが、それだけではない──深みと広がりがあります。
人間誰しも、幸福ではありえない──けれども、不幸だったからこその、しあわせがある。未来がある。希望がある。
そう思わせてくれるお話です。
しかも、パワフルに。

ぜひ──ご一読を。

その他のおすすめレビュー

四谷軒さんの他のおすすめレビュー2,197