出版社って大変なんですねぇ。
- ★★★ Excellent!!!
遥か昔、高校生だった頃、私を構ってくれる教員がいました。恐らく馬鹿学校の学生のくせに本ばかり読んでいた、私に目をかけて下さったのだと思います。
卒業後は進学する生徒が珍しい学校でしたので、私も就職するものだと思って話してくれたのだと思います。彼は出版社で売れない歴史の本を作ることを望んでいました。
「売れない本は作れない。それは仕事でなく趣味だ」
彼は大手出版社の最終面接で、そう言われて教師になったとの事です。その時は何でそんな話をして下さったのか、よく分かりませんでした。
このお話を拝読して、高校生の頃を思い出しました。どんなに自分が好きでも、売れない本は作れないんですよねぇ。でも、地域や各分野でどうしても残したい書籍ってあるんです。
大手で扱わない貴重な書籍を、手売りでも販売して、世の中に残してゆく。彼はきっとそういうことを言いたかったのだと思いました。
本づくりの流儀を実践し、維持していくのは至難の業だと思います。でも頑張って貰いたいです。