しっかりと練られた設定に息づくキャラクターが魅力の短編。
- ★★★ Excellent!!!
身長150センチの小柄な私立探偵「神宮寺那由多」が、逃げ出した猫を探して欲しいという依頼を受ける事から話は始まります。
銀地に青龍の刺繍の入ったスカジャンや、甘いものが好きでカロリーの女王と言われる理由、仕事仲間の義眼の男など、さりげない伏線が短い8話の中で綺麗に回収されていて見事でした。
サクサクと進む展開に短編と言うこともあって、ラストまで一気に読み終えてしまいます。それが逆に勿体ないくらい、キャラや舞台設定がしっかりと立っていたので、続編を望む声が多いのも納得です! かくいう私も彼らの活躍をもっと見たい一人です!
求む! 続編!!