概要
僕は彼のごはんだ
吸血鬼に飼われている少年の話です。
第一回こむら川小説大賞参加作品。
第一回こむら川小説大賞参加作品。
応援ありがとうございます。これからもがんばります。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!捕食者と餌、ふたつの種の狭間に立つもの
吸血鬼に捕まって無限の餌にされたはずの少年が、でも吸血鬼たちとの親交を深めてしまうお話。
突然個人的な趣味の話をするのですが、『吸血鬼』というとどうしても耽美な絵面を想像してしまいます。実際、しました。人間であるヨウと、彼を自分の家に住まわせる吸血鬼、ジニア。紛れもなく餌と捕食者の関係でありながら、でもお互いを大事にしあうふたり。
美しい少年同士が仲良く睦みあうような絵面を思い浮かべて、つまりはとても楽しく読んだわけですが、でもその実、お話の筋そのものは非常にハードコアです。
単に「異種族同士だけどこのふたりは仲良しだからオッケー」みたいな、そういうなあなあのところで手を打ってはくれません。…続きを読む