概要
私の趣味は、容姿も性格も美しい店員さんを観察することだった。
恋人に別れを告げられた橋本奈央は商店街にある喫茶「ベコニア」のコーヒーに心を奪われた。精神安定剤とも言えるコーヒーを淹れる桐山水樹は恐ろしく美しい青年で、人間観察と称して通うことになる。だけが取り残されるように時が流れ、いつの間にか街全体はクリスマス一色。後押しされるように2人の距離が一気に縮まっていく。※短編小説です。他サイトでも掲載予定※
叶遥斗様、レビューありがとうございました
叶遥斗様、レビューありがとうございました
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!書かないことで描くストーリー
ちょっと普通のレビューが書けそうにありません。主に原因は私。変なスイッチが入っているので多少の意味不明が含まれます。
この作品はすごいです。あくまで個人の感想ですが、淡白な主人公目線のためさほど書かれていない桐山水樹という人物のさり気ない描写ややり取りは上辺の会話にすぎない、かなり控えめと言えます。ところが場面場面の彼の心情(心の声)(割とガチなくそデカボイス)が私たちの脳に直接聞こえてくる仕様のようです。ユキ視点で読めてしまうのです。涼しい顔で微笑んでいるけれども。みたいな。すくなくとも私にとっては。
行間を読む、とはよくいいますがこれはもう行裏で読まさる。副音声がとまらない。
通常…続きを読む