概要
武骨な軍人×年下の上官×異形×近現代架空兵器
大陸が三層に別れて存在する惑星。 星の核となるのは、大国の淵主という名の巨大な生物だった。
諸国が領土を巡って戦争を繰り返す世界情勢の中、國津国陸軍曹長である片桐は、同盟国の女大尉、和泉小槙と出会う。
彼女は失踪した貴族を探しているというが…。
諸国が領土を巡って戦争を繰り返す世界情勢の中、國津国陸軍曹長である片桐は、同盟国の女大尉、和泉小槙と出会う。
彼女は失踪した貴族を探しているというが…。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!凸凹コンビの織り成す可笑しみ、そして事態の深刻さの対比が好きだ
面白い。
バディ物の基本をきっちり抑えている。
長身の美女、和泉小槙のどこか浮世離れした振る舞いとそれに振り回される武骨な片桐の対比は可笑しく微笑ましい。
しかし、水面下で進行している事態はそんな微笑ましさを吹き飛ばす恐ろしい事態であった。
独特な設定は覚えるのが辛いという人もいるのかもしれない。
だが、それを乗り越えた先の読書体験は得難いものだ。
日本の神話を思わせるネーミングセンス、SFなのかファンタジーなのか曖昧ながら骨太なストーリー。
そして、どれ程力があろうとも傷つかぬ者が無い戦争という行為の恐ろしさ。
それらを教えてくれるこの物語に出会えたことを感謝する。
第一部、および短編…続きを読む