この狂気になまえはあった。 此見えこ
図書室で出会ったのは、本が好きな大人しい女の子。親しくなるうちに気づいたのは、彼女のなにかに怯える目と、口癖のように繰り返される「すみません」と「ごめんなさい」。手首に巻かれた、白い包帯。
高校生たちの、必死で痛い恋愛模様。
※全三部構成で、各部登場人物や時間軸は同じですが、展開が違う並行世界となっています。
※素敵な二次創作を書いていただきました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894047889
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894110096
目次
完結済 全78話
更新
- 第一章 箱庭
- 第1話 図書室
- 第2話 友達
- 第3話 告白
- 第4話 後悔
- 第5話 包帯
- 第6話 傷痕
- 第7話 階段
- 第8話 笑顔
- 第9話 世界
- 第10話 箱庭
- 終章(1)
- 終章(2)
- 第二章 雨音
- 第1話 出会い
- 第2話 彼女
- 第3話 親子
- 第4話 家族
- 第5話 過去
- 第6話 食卓
- 第7話 帰り道
- 第8話 誕生日
- 第9話 幸せ
- 第10話 目眩
- 第11話 鎖
- 第12話 焦燥
- 第13話 狂気
- 第14話 雨音
- 終章
- 第三章 哀歌
- 序章
- 第1話 図書室
- 第2話 噂
- 第3話 飴
- 第4話 グラタン
- 第5話 夜
- 第6話 隣
- 第7話 違和感
- 第8話 疑念
- 第9話 優等生
- 第10話 変化
- 第11話 大丈夫
- 第12話 手品
- 第13話 傷痕
- 第14話 憎悪
- 第15話 言葉
- 第16話 家族
- 第17話 後悔
- 第18話 自覚
- 第19話 雨
- 第20話 好きなひと
- 第21話 両想い
- 第22話 声
- 第23話 薬
- 第24話 大嫌い
- 第25話 海
- 第26話 今度こそ
- 第27話 告白
- 第28話 一緒に
- 第29話 それだけで
- 第30話 明日
- 第31話 濡れ衣
- 第32話 幸せ
- 第33話 願い
- 第34話 教室
- 第35話 恋
- 第36話 嫉妬
- 第37話 届かない
- 第38話 哀歌
- 第39話 友達
- 第40話 欲しかったもの
- 第41話 夏
- 最終話 花火
- 第0章 前日譚
- やさしくない世界の中で (1)
- やさしくない世界の中で (2)
- やさしくない世界の中で (3)
- 哀歌 後日談
- 映画よりも見ていたいもの
- 曖昧な境界
- 図書室の姫君
- その一瞬だけでいい
- 言葉だけじゃ足りない
おすすめレビュー
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★★★ Excellent!!!
推理小説のように綿密に考えられた心情を描く恋愛群集劇 @carot
1章を読み終わったときは唐突で多くの疑問を残しながらお話が終わったのだと感じ、2章からは話の最初から別ルートが始まりとても困惑しました。しかしながら、読み勧めていくにつれて好き勝手に意味不明に動いていたと感じていた登場人物のうごきが驚くほどきれいにはまり始めました。正常でない思考をする登場人物の心情に納得させられました。
ほんとに良い群集劇でした。
★★★ Excellent!!!
人の価値は他人の為に生きてこそ生まれる まさぽんた
みんなただ自分のために生きることで必死だった子供の頃。
目に見える世界は、人の数だけ、目線の高さの数だけ存在してる。
きっと、その場に留まっているだけでは夢も希望も見出せない。
幸せをつかむ事さえも出来やしない。
本当に大事なものは何なのか。大切にしたいのは誰の気持ちか。
いつもいつも、何かをしてくれなくても
何かしたいと思ってくれてる、その気持ちだけで報われるように
心が満たされない辛さや寂しさを知っているなら、自分も誰かを分かってあげられるはず。支えにだってなれるはず。そんな風に、誰かの為に生きたいと思える物語です。
みんな主役といえるのですが、色んな人に影響を与えているという意味で
やっぱり桐原直紀くんが主人公かな。