ひたすらに美しい言葉が強く印象に残りました
頭、心に残る場面、言葉が、3章とも本当に多くありました
誰に感情移入するか、誰を気にして読むか、その人が放った言葉の意味、気持ちを深く考えたり、、、それによって1度目、2度目、3度目と読む度に想うことや場面場面での感じるものが1度目より2度目、2度目より3度目と増えてゆくので、何度も読んだ方がより楽しめる作品かと思われます
歪さや狂気の度合い分、それと同じの純粋さ、綺麗さ、思わず言葉にして読んでしまうくらいのフレーズが沢山あって、素晴らしいバランスだと思いました
あ、ここは現実的にも有り得るな、起こりえる事だなって場面では、人の本質を思うと小説としてだけではなく、現実でのお話としても思い浮かべながら読めるような所も魅力的です
本当に、本当に素敵な作品で読む事が出来て良かったです