きみが明日も生きてくれますように。

作者 えこ

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★★★ Excellent!!!

人はみんな、この世に産まれた瞬間から、自分の足で
生きていけるようになっていかなければならないんです。

だけど子供のうちは未熟で向こう見ずだから、どうしたって
自分本位にならざるを得ない。
そうしないと生きていけないので。

このお話に出てくる子たちも、幼くてまだ判断が未熟ゆえに
知らずに他人を困らせたり、悲しませたり、そうやって失い続けながらも
学んで、活かして、別の何かを得て戻らない過去に折り合いをつけていくのです。

人を好きになることの本質とか、他人のために生きるということが
どういうことなのか、あらためて見つめ直させられます。
(作者さまの他作品もまた、そういう気持ちになります)

★★★ Excellent!!!

片思いをしていた幼馴染みのキスシーンを見てしまい、ショックを開けているところに“ストーカー”が接触するところから物語は始まる。
そこから、主人公の、周りの人たちの、物語が広がり、葛藤、決断、揺るがない想いが段々と見えてくる。
内容が濃く、読了後満足感がある。

キャッチコピーから笑いあり涙ありのラブストーリーかなぁ、と思ったが、全くそんなことなかった。
しっかりと書かれた心情描写、台詞から伝わるそれぞれの考えていること、場所の“設定”。
言葉選びも丁寧で、軽めの文章だけどすんなりと入ってくる。
全てにセンスを感じる。

色々な思いが交差するこの物語を多くの人に読んでもらいたい。