一から十まで最高の物語

 貴方は正直者?じゃあ読むべきだ。
 貴方はひねくれ者?じゃあ読むべきだ。
 誰が読んでも最高。何故ならそう決まっているから。
 この物語は詳細を読者の想像に任せる。それはつまり、基礎となる流れは作者の手中にあるということだ。
 この流れが最高だから。誰が読んでも、どう解釈しても、最高なのだ。
 さらには読者を飽きさせない工夫が目白押しだ。一話毎に気持ちが右往左往させられ、時折挟まれる意外な展開にスクロールする指が止まらない。
 そうした工夫が散りばめられるのは、高い文章力のなす技だと思う。
 是非初めの一行を読んでみてほしい。それで十分だから。

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