とても柔らかい文体です。蛍がまぶたの裏で光った気がしました。是非蛍の光を味わってみてください。
勉強の気晴らしに小説書いてます。浪人生なうです。 好きなジャンルはファンタジー・SF、好きな本は『獣の奏者』、好きな団子はみたらし団子です。 「くれ…
丁寧な描写で、違和感なくストレートに入ってくる言葉遣いは美しさすら感じます。心情や風景の遷移は、頭の中にそのシーンが浮かぶほど。蛍の光と人の心を繋ぎ合わせた描写は圧巻でした。
自分、娘、そしてお孫さん。血は争えないというイメージを引きずりながら読み進めていくと、ポッと光った蛍の存在で「新しい」ものを築き上げていこうという爽やかなシーンに突き当たる。武蔵野を育んできた自然は…続きを読む
力強い筆致でずいずいと読ませます。なのになぜか柔らかくラストと題名が重なりました、凄い。
子供の頃に見た、一匹の蛍。儚げに光る、息を吹きかけたら消えてしまいそうな蛍。変わりゆく武蔵野に一人取り残される主人公は、自分をその蛍と重ねてしまう。そんな時、孫を連れて戻ってきた娘。不安…続きを読む
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