概要
咲き誇れ儚き命の灯火よ
食物連鎖の頂点には人間並びに、〝植魔虫〟と言う、生物がこの世界には存在する。
初めこそは小さき者であり、極めて人畜無害に近い。
しかし、生まれ持った本能と狂暴性により、最終宿主である〝人間〟への寄生を目標としている。
寄生後は対象の内部全てを喰らい尽し、知や力を得てまた人を襲い殺す。
非道な行為を永遠に繰り返し、〝種全体〟を繁栄させてきた。
餌となる人間は非力で無力にて、為す術なしと半ば諦めている者も多かった。
だが、その悍ましい生物を、逆に狩る者達が存在する。
ある者は大切な人の敵討ちを取るため。
そしてまたある者は、己の存在意義のために数多くの者達が志願した。
だが、思いも虚しく皆が死に、ついには狩られる側となった。
唯一、〝植魔虫〟への対抗手段