南紀の海の、ひと夏の出会い

舞台は和歌山県田辺市。山側では熊野古道で有名なこの街ですが、海側も物語で溢れています。
ヒロインの陽子は水木しげるも描いたことがある和歌山のとある妖怪。
だからと言っておどろおどろしくもなく、彼女の一人称でとても可愛らしくファンタジックに描かれていました。
男の子の海斗との交流もロマンチックで、まさに現代のおとぎ話。
このまま和歌山の妖怪伝承として後世に伝わって欲しいと思うような作品でした。

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