ちょっと不思議な世界にあるガールズバー『ドゥルキス』
エルフや座敷童、雪女や九尾の狐といった可愛くて個性的な女の子達がお客様をお出迎えしてくれます!(*´▽`*)
オムニバス形式なので、気になったタイトルから読んでも、もちろん最初から読んでも大丈夫です。メインを演じる女の子が変わっていくのも、楽しみの一つです。
女の子同士のやりとりも、お客様とのやりとりも、店長・マサムネとのやりとりも、どれもいつも面白い!
読めばクスッと笑って、癒されること間違いなし!
素敵なガールズバー『ドゥルキス』はこちらです!
さあ、一名様、ごあんな~い!(*´▽`*)
疲れた時、嫌なことがあった時、悲しい時…そんな時にこそ読んで欲しい、ほっこり癒やしの物語です。
ガールズバーと聞いて、少し尻込みされる方もいらっしゃるかもしれませんが…ご安心を!
いやらしいところはまるでなく、むしろ各キャラクターの可愛さとか、ほのぼのとしたやり取りに癒やされるばかりのお話たちです(しかも、クスリと笑わせてくれるとこもあるのだから、店員さん達のスペックの高さが伺えます笑。
秀逸なのが、雪女には雪女らしい性格、座敷わらしには座敷わらしらしい性格と、『我々が抱くキャラクターの印象』と『本作での性格』が見事にマッチしている点ですね。
短編形式で、空いた時間に手軽に読めるのも魅力でしょう。
最近癒やしが足りないなーと思ったそこの方!
是非、『ドゥルキス』へ足を運んで見て下さい!
私、この小説を拝読するまで、『ガールズバー』と『キャバクラ』を混同していました(笑)
というか、『ガールズバー』を知らなかった。店長マサムネの説明を聞いて、「へー」と思ったぐらいで……。
そんな、ガールズバー『ドゥルキス』で働くキャスト達は、みんな人外。エルフに雪女にサキュパスに座敷童。これがみーんな、曲者(笑)
おまけに、客も、一癖も二癖もあり……。
異世界にあるガールズバー『ドゥルキス』を舞台に繰り広げられる日常系ほのぼのコメディです。
短編が連続していますので、短い時間で読めるのもポイントが高いですね。
各話のタイトルを見て、「うむ? 今回はどのような話だろう」と想像してみるのも面白いです。
ちなみに、「……じゃあ、ボーイズバーってのも、あるのかね」と思って検索したら、ありました……。へー……。異世界に出来たら、キャストは狼男や雪男、ドラキュラ、とかでしょうか……。
舞台は魔物や妖怪、勇者や魔王もいれば、普通の人間だっている、様々な種族が共存する異世界。
大きな争いがあるわけでもない、きわめて平和なこの世界にある一軒のガールズバー、『ドゥルキス』。そこで働く座敷童やエルフなど、様々な人外さん達と、やって来る個性豊かなお客さん達との交流を描く、ほっこりとした日常ドラマです。
キャラクター一人一人が丁寧に描かれていて、読んでいるうちにだんだんと彼女達に感情移入していきました。一見楽しく働いているように見える従業員も、悩んだりイラついたり、中には結構ハードな過去を持った人もいます。やって来るお客さんの中には、人並みならぬ事情を抱えた人も。
そんな人達が飲んで、食べて、話をして、交流を深めていく今作。連作短編となっていて、笑える話や感動的な話など、バリエーションが非常に豊か。
休みの日に一気に読むもよし、ちょっと時間ができた時に少しずつ読み進めるもよし。『ドゥルキス』で素敵な一時をお過ごしください。
※個人的には座敷童の四季が気に入りました。皆さんも是非、押しキャラを見つけてみてください。
このお話をジャンルで分けると、日常系になるのでしょうか。異世界にあるガールズバー、『ドゥルキス』の、時に騒がしくも面白い風景が描かれます。
とは言え舞台が舞台なだけに、描かれる日常は個性的。何しろ勤めている女の子達が、座敷童、エルフ、サキュバス、雪女、九尾狐などと言う錚々たるメンバー。肩書や設定だけでなく中身もしっかりと書き分けられそれぞれに魅力があるため、ちょっとした何気ない会話だけでも楽しくなってきます。
そして、たまにはほっこりする話や泣ける話なども。
自分は割と一気に読み進めたのですが、長くても数話で一つのエピソードが締めくくられているので、少し時間が空いた時などにゆっくりと読み進めていくのも良いかもしれません。
舞台は異世界……とはいえこの現代とどこか似た世界。
そこには座敷童子をはじめ、雪女や九尾狐、エルフにサキュバスにケットシーと、
誰もが知る妖怪妖精のオールスターキャストが勤めるガールズバーがあった……。
キャストたちは全員生き生きとして、読めばまさにバーに入店したような雰囲気を味わえること間違いなしです。
添えられる雑学もしっかりしていて、笑えるだけでなく感心するものもありました。
各話のタイトルもどこかで見たような作品のパロディになっていますがしっかり内容とリンクしていて恐れ入ります。
いろんなキャラクターが登場しますが、中でも特に可愛らしいのが四季です。
様々な顔を見せ楽しませてくれる彼女。その過去を知ればまた最初から読み直したくなるかもしれません。
ガールズバー『ドゥルキス』にぜひお越しくださいませ。
異世界ガールズバーなので女の子たちは、エルフ、雪女、サキュバスといった人外さんで、訪れるお客様もゴブリン、ドワーフ、魔王(?)に勇者(!?)と様々ですが、そこに流れているのは、紛れもない人間ドラマです。
泣きあり、笑いあり、現実に近いお話もあれば、異世界の世界観が上手く利用されたものもあり、気がつくと更新を楽しみに待っている自分がいました。
オムニバスな感じで、1話~4話で一つのお話ですが、どれも文字数以上に内容が濃い感じです。
異世界がお好きな貴方も、現代ドラマ好きさんも、いやいやきっと、どんな方も満足できると思います。
このレビューをご覧になった貴方、
是非おいでくださいませ、
ガールズバー『ドゥルキス』に。
異世界にガールズバー。
いわゆる大喜利的な題材ではありますが、生きたキャラクター同士の魅せるトークが本作の醍醐味です。
本来相容れない他種族同士の絡みのギャップが面白く、気難しく触れてはいけないような話題も、酒の場ということで柔らかいものに上手くまとめ上げられています。
お客様もキャストもコミカルでアクの強いキャラクターでありながら、それぞれ共感できるような背景を持っており、話がはずめば弾むほど自分が話を聞いてもらっているような気持ちにさえなってしまいます。
二つの題材が決して単純な足し算ではなく、しっかりと特徴を生かした掛け算になっているのです。
個人的には負けた魔王と、勝った勇者の話が好きでしたw
ここは正統派異世界モノの舞台裏で、それぞれが持つ種族役割に愚痴を募らせる癒しの場。
読者として、客として、各々のエピソードに触れ「ここはいいところだった、また来よう」と思わせてくれる、そんなお話です。
エルフやサキュバス、イフリートに雪女……。
一度は聞いたことありますよね?
聞いたことのある種族名だけど、いまいちピンと来ない。
異世界ものは抵抗あってちょっと……
でも、大丈夫!!
知識がなくても読み進めるうちに、キャラの魅力にメロメロになるはずです!
予備知識がある方は、きっと描写が目に浮かび、クスクスと笑ってしまいます。
夜な夜なガールズバーで繰り広げられる人間ドラマ……じゃなくて人外ドラマ。
なにしろ『異世界』で『異種族』が『ガールズバー』っていう発想に脱帽です(-人-)
心の準備は良いですか?
今宵もまもなく『ドゥルキス』開店の時間です。