概要
「どうか、覚えていて。貴方だけは、決して私を忘れないで」
遥か遠い昔、睹河原と呼ばれた大陸にて。
幾つもの小国に分かれて争うこの地を纏め、「紅炎国」として天下統一を成し得た者がいた。
かの者はその手段の苛烈さから、「鮮血の紅炎女王」と畏れられる。
冷淡に残酷に天下を得た女王。だが、そんな彼女の胸中にあったのは、切ないほどの願いただひとつだった。
これは睹河原の歴史に隠された、「少女としての女王」の夢と願いの物語。
※拙作「緋姫 ~天羽月舟伝~」と多少リンクしています。読んでいなくても楽しめますが、ぜひそちらも読んで頂けるとより世界観が深まると思います。
※小説家になろう、アルファポリスでも連載しています。
幾つもの小国に分かれて争うこの地を纏め、「紅炎国」として天下統一を成し得た者がいた。
かの者はその手段の苛烈さから、「鮮血の紅炎女王」と畏れられる。
冷淡に残酷に天下を得た女王。だが、そんな彼女の胸中にあったのは、切ないほどの願いただひとつだった。
これは睹河原の歴史に隠された、「少女としての女王」の夢と願いの物語。
※拙作「緋姫 ~天羽月舟伝~」と多少リンクしています。読んでいなくても楽しめますが、ぜひそちらも読んで頂けるとより世界観が深まると思います。
※小説家になろう、アルファポリスでも連載しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読み終えて、たった一言「尊い」私はそう口にした。
タイトルの通り、読み終えてまず言葉にしたのはたった一言、「尊い」という語彙力が崩壊した感想でした。
水月は自分のせいで周りが不幸になる、関わりたいけど関わって欲しくない。そう考えている人物で、それでも彼女にはそばにいてほしい人がいます。
琳王ひとりを巡って様々な人々が苦しみ、それはやがて国を崩壊へ追い込むほどのものへ繋がるわけですが、私は自分の幸せを犠牲にしてでもそばにいてほしい相手がいるなら、ずっとその人といると思います。
水月もそばにいたいと願っているわけですが、それが叶わない人生を送ってきた。
その事実に、素直に同情します。彼女の人生が幸せでありますように。