読み終えて、たった一言「尊い」私はそう口にした。

タイトルの通り、読み終えてまず言葉にしたのはたった一言、「尊い」という語彙力が崩壊した感想でした。
水月は自分のせいで周りが不幸になる、関わりたいけど関わって欲しくない。そう考えている人物で、それでも彼女にはそばにいてほしい人がいます。
琳王ひとりを巡って様々な人々が苦しみ、それはやがて国を崩壊へ追い込むほどのものへ繋がるわけですが、私は自分の幸せを犠牲にしてでもそばにいてほしい相手がいるなら、ずっとその人といると思います。
水月もそばにいたいと願っているわけですが、それが叶わない人生を送ってきた。
その事実に、素直に同情します。彼女の人生が幸せでありますように。