概要
ふたりの少女は互いの血肉を糧に呪いと恐怖と悦楽を共有する魔女となった
世界と出生を呪うふたりの少女が出会い、狂気を育んで家族と世界に復讐を果たす物語。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!むかし観た映画を観ているような気分
フランス映画を大学生の夏休みに見たことがあった。タイトルは『小さい惡の華』悪さやサバトをした少女たちが人を殺し、最後は一緒に死ぬ映画だ。
ラストに呆気に取られたのはいい思い出だが、この作品を読んだ後も呆気に取られてしまった。何というか、一緒に出会った女の子と一緒に死ぬのかと思ったら、まさかそんな結末になるなんて思いもしなかったからだ。
薬をやって酒を呑み、人生地に落ちるのはアウトサイダーな映画にはよくありそうな内容だ。他には映画『愛のコリーダ』を撮影していた頃の大島渚監督の作品のような堕落感を感じる。
10代の堕落というものはコメディとしてみていても、背徳感あふれる物語として見ても面白い。一…続きを読む