冒険と事件をここに

 主人公がいてヒロインがいて、脇を固めるキャラクターがいて…というお約束を踏襲しつつ、事件を括弧書きで「事件」と強調したくなるようなサスペンス要素もある、一大ファンタジーです。

 世界中を飛び回るという広さはなくとも、深く深く掘り下げられた人間関係と、それと密接になっている陰謀の渦巻く物語を著す言葉に、私はやはり冒険という言葉を使いたいと思います。

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