女たちは生きる。足を掴む非日常に、少しずつ沈みながらも。

とある風俗店でボーイを殺してしまった子を庇う、四人の風俗嬢と彼女たちと共に在るひとりのボーイによる物語です。

あらすじに惹かれて冒頭を読んだ途端に心をガッチリと掴まれ、そのまま一気に最新話まで読んでしまいました。
綾乃、ユリア、ニコ、リンカ。そして真。五人にそれぞれ何が起きているのか、何が起きたのか、何を抱えているのか。はっきりと明言されなくとも、読んでいるうちに「あっ…?」とじわじわ理解させられてしまう文章の巧みさと、その闇の深さに虜になります。
現在ユリア視点の途中まで公開されていますが、彼女の視点一話目を読んだ途端にじわっと涙が浮かんでくるのを止められませんでした…
これは…これはとんでもなく心を揺さぶられます…!

この気持ちをうまく文字にして表現できないのですが、私はこのお話がとても好きです。
是非にたくさんの人に読んで頂きたい!

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