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消したいへの応援コメント
捻じ曲がる思考、捻じ曲がる論理。精神世界と現実世界が融合する超常現象のさなかにあって、文法や、文章のロジックなど無意味である。そんなことを考えました。言葉の表現力の限界を遠く超える超常現象の有り様と、それに接して混乱する精神の有り様が、リアルに、説得力を以って見事に表現されていました。うーん、見習いたい、すごいです。引き出しが1個増えた気分。
作者からの返信
ありがとうございます。
わたし自身が現実生活の中でこういう絶望感を感じたある出来事の感覚が強く残っていましたので、それをストレートに書いた、というのが事実です。
実際にはわたしは想像力のとても乏しい人間です。
疚しい(やましい)への応援コメント
実はまだ16歳の子供のような翡翠、その抱きかかえられた姿が印象的です。泥でコーティングされた裸体も、視覚的にインパクトあります。
作者からの返信
ありがとうございます。
わたしはこの小説の中で「アート」というものに敬意を払いたいという思いが強くありました。
ボディ・ペインティングもそのひとつです。
そもそも「神の絵」も神秘の力だけでなく芸術作品としても畏敬の念を持って描きたいという思いがありました。
ですので、翡翠のカラダの様々な描写についてもできるだけ芸術作品・美術品のようなものに描きたいという思いがあり、とても嬉しいコメントです。
ゆかしいへの応援コメント
このダブルパンチ、グッと来ますね。「さよなら」「触るな!」からの「わたしを捨てないでね」、、、この矛盾した感じ、この不安定さ、このドラマティックな心情の変化が、翡翠の魅力の本質のような気がします。
いや、違うのか、、、
賢人が「許してくれ、もう言わない」と神と巫女たる自分への崇敬を、作意ではなく自然に示したことで、翡翠の中で賢人の立ち位置が変わったのかも知れないです。だから、彼女の中では矛盾しない。
作者からの返信
ありがとうございます。
翡翠のココロは彼女自身のものであり、書き手のわたしも立ち入ってコントロールすることができないのだと書いている最中に感じていました。
そしてご指摘の通り、賢人の立ち位置、翡翠の立ち位置、神の絵の立ち位置の揺れ動きが、後に重要な伏線となって、わたし自身が、あっ、と驚いてしまうことになります。
虚しいへの応援コメント
すっ、スゲえ、なんだこの小説、、、って今思っています。すべてがハイレベルに共鳴し合い、語られる内容は、想像を超える。
作者からの返信
ありがとうございます。
過分なお言葉をいただき恐縮いたしております。
この小説はわたしが生前遭えなかった(わたしが生まれる直前に亡くなってしまった)恩人が深く関係しています。
彼女の遺してくれた詩のような美しい文章と彼女自身が体験したホンモノの地獄に導かれるように、それこそまるで自動筆記のようなスピードで書くことができました。
まさしくわたしの恩人が書かせてくれた小説であり、もしこの小説をすごいとおっしゃってくださるとしたら、わたしの恩人がすごい存在だったのだろうと改めて感じています。
妖しいへの応援コメント
美しいエピソードですね、ものすごく綺麗です。色彩の美しさと、祈りと、性愛とが交錯する、奇跡的なシーンです。うーん、うまく言えない、、。遠い昔に見た、不条理な夢のような、、。
作者からの返信
ありがとうございます。
「不条理な夢」という表現がとても嬉しいです。
実はこのシーンに出てくる風景・情景描写の大半は現実にわたしが目にした映像のフラッシュバックを意識して組み合わせたものです。
沈みゆく夕日と同じスピードで点対象に上りくる月。
隣家にまではみ出るアジサイを切り落とす瞬間。
虹の下を外洋に向けて出航する船舶。
こんな風に捉えてくださったことでとても報われる思いです。
終章:命を削るひとたちと命を紡ぐひとたちへの応援コメント
ああ、素晴らしかったです。
世界はクソッ垂れの人間ばかりが蠢いているのだと思います。
でも救いはある。
翡翠さんや賢人さん。それに感化された眞守さん。呼びかけに答えてくれた5歳の男の子。男の子を信じる父親。異常事態を受け入れその中で最良を尽くさんとする機長。
鬼に噛みついたおばあさん。
今、今までに出て来た人々が頭の中を駆け回っています。ちょうどアニメのエンディングみたいに。賢人さんと翡翠さんが全面で、うしろのスクリーンに登場人物が次々に出てくる感じです。
この人たちを見ていて思ったのは、信じた人は救われた。と言うことですかね。
どんなに胡散臭いものでも、事実として信じ、己が義務を果たさんとする人の言葉に耳を傾けられるかどうか。それが、この作品を読んできて思ったことです。
例えばこの小説を離れ、現実に戻ったとき、神は居るのかという疑問が頭をよぎったとき、私はいつも通りに「さあて、それは解らない」と思うでしょう。
しかしながら、この小説の中には、確実に居た。
間違いなく。
ああ、つまりこれは、新しい宗教なのではないでしょうか。
作品とは宗教に成り得るのではないでしょうか。
新しい可能性を想像させてくれます。
そんなものを内包した、それこそ核の光を浄化せんとするこれは、救いの物語。
今はまだ小説という名のこれがいつか経典になったとき、遍く人々を須らく救うことになるでしょう。
いつかそのときが来たときのために、私は初めから知っていたことをここに記し、みんなに自慢して回ります。ちょっと不遜な気もしますけど、良いですよね?
話が脱線しましたが、本当に素晴らしい作品でした。
どんな作家でもこれを書くことはできないでしょう。
人生をプロットにしてしまうほど小説と向き合って、書き続けて来たnaka-motooさんだからこそ書けた作品だったと思います。
作品、というかもう世界ですね。
もともと尊敬しておりましたが、再度、ここでひれ伏させてください。
本当に本当に本当に、ありがとうございました!
作者からの返信
わたしの方こそなんとお礼を申し上げればよいかわかりません。賢人・翡翠・眞守だけでなく、男の子や父親、機長とおばあさんのことにまで触れていただき本当にありがとうございます。
この小説はわたしの恩人の詩のような文章に突き動かされて書かせていただいたものであり、わたし自身の内面から出たものではないと今でも思っています。
そして蛇足ですけれども、生きているひとたちをというよりは死んでしまったひとたちを慰めたいという思いもありました。
私事ですけれども前職でとてもお世話になった方がおられました。わたしが舅・姑と同居のために転職した後、その方は定年で故郷の東北に戻り震災に遭いました。消息を知りたくてお便りすると、その方の奥様から「主人は四人の孫と共に津波に流されました。存命中は大変お世話になりました」と仮設住宅の住所からお返事があったんです。
だから、わたしは、そういうひとたちの死をも『なぜ?』と賢人に熟考させたかったんです。翡翠に救ってもらいたかったんです。
詩一さんのコメント、本当に嬉しいです。
わたし自身が涙が出ました。
ありがとうございます。
戦うひとたちと滅ぼすひとたちへの応援コメント
ブラックホール=青鬼
凄い跳躍思考ですよね。
いや、実際そうだから思考もなにも無いのか。
なんか、当たり前みたいにとんでもない発想(発想ではなく事実そうであるとして、しかし一般的な解釈では理解されませんし、他の人の目もあるので、敢えて発想と記します)がポンポン出てくるので麻痺してたんですけど、考えてみたら凄いの読んじゃってるなって、今更気付きました。気付くの遅くて申し訳ないです。
作者からの返信
ありがとうございます。
わたし自身も飛躍だと思ってはいます。
ただ、「歴史」という視点でそれを見るとたとえば結婚してわたしが入った家の先祖は藩士、つまり武士であり、彼が戊辰戦争へ出陣する前の銃剣を携えた肖像の掛け軸が残っています。
そしてガトリング砲が戊辰戦争において実戦配備されたのも史実でありおそらくその先祖は実際に対戦した可能性が非常に高いです。そして、死にました。
多分わたしはこういう自分が向きあわざるを得ないあり得ぬような事実・現実をなんとかして受け入れたいという思いで書いたんだろうと思います。
そしてその武士の目が、わたしの上の子供の目とまったく同じなんです。
そういう感覚で小説を書いています。
死にたいひとたちと死にたくないひとたちへの応援コメント
エピソードタイトルの雰囲気が変わりましたね。今までは「〇〇しい」「〇〇たい」だったのに。おや? と思いました。決戦だからですね。きっと。
アオサギを見て「可愛い」という。
それを見てギリギリの精神状態だと思う。
こんな二人がたまらなく愛おしいです。
「死にたいと思ったことのない人間は」というくだりが物凄く腑に落ちました。
賢人さんのように信用しないとまではいきませんが。
ただ、「真剣に生きていないのかな?」とは思います。
創作するにあたり「まあ誰だってどんな風なもんだって、適当なものだって、どういう状況だって、好きなように書けばいいんじゃない?」と思う一方で、喪失を知らない人間に創造は不可能であるという認識もまたあり、つまりは「死にたい」と言うのは創作への活力であると信じています。
私なら賢人さんと仲良くできるかなと思いつつ、でも翡翠さんのこと好きだから会った瞬間に睨まれるかも知れないと、恐怖したりしています。
作者からの返信
ありがとうございます。
わたしは賢人という人格を小説の書き出しではそこまで深くは捉えていませんでした。ただ、ずっと以前のショッピングバッグ・レディとのやり取りのシーンで、「俺もです」というレディへの敬意を込めたセリフが吐き出された瞬間に、やはりこの人はヒーローなんだと感じ入りました。
そして詩一さんが賢人のことをも愛してくださっていることが、本当に嬉しいです。
避けたいへの応援コメント
「翡翠。済まない。ここへ来てこんなこと言うのは情けないし申し訳ないんだが、バイトのシフトを変えられない。準備ができないんで決戦には臨めない」
「ふうん」
「済まない。今のシフトのまま働き続ける。世界を救えない」
「いいんじゃないの」
「え」
「ブラックホールに吸い潰されて生命全部死滅。なんか清々しいよ。ははっ」
このセリフは、どんな書籍を読み荒らしても出会えないでしょうね。
この『日月の交わり』でなければ。
自動筆記と仰っていましたが、naka-motooさんイズムというか、らしさというか、そういうものが詰まっているやり取りに思えました。
作者からの返信
ありがとうございます。
わたしの子供の頃からの人生には常に手拭いを頭に被り野良仕事でもするただのおばあさんといった容姿の「恩人」の存在がありました。誰の言葉よりもその人の遺した詩のような文章がわたしの灯台だったと思います。
きっとわたしに刻まれたそのココロがキーボードを叩かせてくれたんだろうと思っています。
堕ちたいへの応援コメント
翡翠さん、愛されたかったんですね。
愛されたいってのは、好き嫌いを超越する欲求だと思います。
作者からの返信
ありがとうございます。
そして愛されたかった彼女が赤子を救うその方法に、ほぼ自動筆記のようにして書かされていたわたし自身が胸を打たれた瞬間でした。
重ねてありがとうございます。
跳びたいへの応援コメント
鳥肌が立ちますね。
死んでも何も解決しないという絶望感。
その通りなのに、今まで目を瞑って来たこと、或いは解ることを避けて来たこと。
督促状よりも重い事実を突き付けましたね。
銃を突きつけられた時に、今までで一番生命力が漲る感じですかね。忘れていた生きているという事実を、知ることで進む事ができるんですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
詩一さんのコメントでわたし自身が色々なことを整理できている感じです。
「死んでも何も解決しない」これは恩人の遺してくれた文章からわたしが読み取った子供の頃から持ち続けている概念です。その上で「未来が大事と知れたなら」と畳み込まれます。
ならば今日只今決断して進まなかったら破滅があるのみという、ものすごい原動力なのだと気づきました。
言いたいへの応援コメント
そうなんですよね。
なのにどうしてか、気にしたり病んだりするのは貸した方です。
返ってこないお金。でも返せというのも可愛そう。正義は自分なのに断行できない。
仕事なら、どこかで強制力を持つものなら、或いは言えたかもしれない。お前が悪い返せと。
賢人さんはこの仕事に配属されて良かったのかも知れませんね。金銭的な面を除けば。
作者からの返信
ありがとうございます。
実はわたしの実家は数代前にいわゆる「破産」をしています。
そして先代の所業により無一文になった祖母たちはそこから爪に火を灯して働き、本当に借金せずに家を建てていわば嫁としてやって来た彼女が嫁ぎ先を再興させたわけです。
わたしの父親は祖母から「(借金を免除してもらって)義理のある身なのだから」と押さえつけられて進学できなかったことを恨みに思っていますが、祖母の方が良識を持っていたと今にして思います。なぜなら借金を踏み倒された相手もそのせいで困窮する可能性があり、わたしの父親と借金を踏み倒された側の子供のどちらを救うべきかと言えば、踏み倒された側の子供だと今のわたしならば判断できます。本能的に祖母もそれを感じ取っていて、道理を通したのだろうと思っています。
やりたいへの応援コメント
マンションの1室が神社!?
ぶっ飛んでますね。震えます。
1Jマンションですね。
シュールですし、不便そうですけど、胸は躍ります。
賢人さんにお願いしながらも、分別を弁えている翡翠さんの思考回路は素晴らしい。己の定規で悪と思った方向には決して振らない。どれだけ甘く囁こうとも。心が強いんですね。
作者からの返信
ありがとうございます!
「1Jマンション」という新語、素敵です。
そして「分別」という言葉もわたしの好きな単語です。
たとえば神社のエリアが本来の意味での常識の世界ということを子供の頃に祖母や年寄りたちから刷り込まれた記憶がありますので、実は翡翠のような存在こそが人道を歩むのかもしれないと、書いている最中は本気でした。
魅せたいへの応援コメント
私は鬱では無いですが、賢人さんの許しを得たい気持ちは良く解ります。
ただ抱きしめるだけで、頭を撫でられるだけで、もう十分と感じる。現実世界ではなかなか共感は得られないですが、物語の中で賢人さんが語ってくれて救われた気分です。「それは、お前だけじゃないから安心しろよ」って言われたようです。
作者からの返信
ありがとうございます。
人によりそれは異なるかもしれませんけれども、伴侶や配偶者という存在はスキンシップによって快楽ではなくって安堵を得られる、そういうものなのかもしれないと感じています。
激しいへの応援コメント
逆神の由来が出てきましたね。
これが伏線になったりするのかなあとぼんやり考えました。
でも、一緒にするなって翡翠さんも言っているのであまり考えないようにしないといけませんね。怒られそうですし。
作者からの返信
ありがとうございます!
実は伏線であることは間違いないのですが、わたし自身が「えっ!?」というような展開となってクライマックスへとつながります。
やらしいへの応援コメント
賢人さん優しいな。鬼という言葉を形容しているところ。
私はこの一瞬でブラウザ越しに思いました。そのクソ野郎をあと20回ほど生き返らせた上で殺したいと。一回の死では生温すぎます。
作者からの返信
ありがとうございます。
世間からもてはやされて自身も仏のつもりでいる人間が、実は一番の鬼だったということがわたしの身近でもいやというほど繰り返されてきました。
逆に誤解されながら実は仏だったという人を救える文章がかけたらなと思います。
ひもじいへの応援コメント
なるほど、SNS。
そうですよね。画面に映し出されたものが、俗人にとってのすべてですからね。
残虐性を認識しないままに、人は人を殺す。
自分はそうはありたくないな、と思いました。
作者からの返信
ありがとうございます。
ただ、わたし自身はこのエピソードを自動筆記している時、賢人の深刻さと翡翠の長閑さを楽しんで書いていました。
「ははっ」の一言であり得ない状況を全て無効にする翡翠が、サルの群れも人間の群れも同列にあしらうような感覚がとても好きです。
わたしの中からは決して現れ得ない人格だと思っています。
ゆかしいへの応援コメント
翡翠さん、さっきは帰ると言って、今は捨てないでですか。
抱きしめたくなる。
腹の中に憑いているなにか、危なそうなもの。それにレディを見て「こうなるかも」と思ったのかも知れないですね。これは心変わりではなく、高次元での気付きから来る突然の不安感なのかなと思います。だから私は「虫が良いな」とは思いません。
作者からの返信
ありがとうございます。
おっしゃってくださった通り翡翠とレディはとても似ているのだろうと思います。翡翠に関して言えば子供の頃から家族同士が突き放し合う関係であり神社の火事で神の絵以外の人間全員から完全に捨てられたのでしょう。
詩一さんのコメントをきっかけに改めて考えてみると人間の中で唯一自分と神の絵を「アリだろう」とある意味異常な理解を示す賢人を繋ぎ止めておきたいという思いなのかもしれません。
女々しいへの応援コメント
このストーリーというより全体を通してですが、この独特の文体は、まったく真似できないですね。
試してみたんですけど、無理でした。
援助交際かと聞かれて「どっちがいい?」と問う翡翠さんがとてもカッコイイです。
どんどん魅力に引き込まれていきます。
作者からの返信
ありがとうございます。
この文体はわたし自身も二度と書けないように思います。本当に無意識にタイピングする感覚でした。
ただそれが多くの方にお読み頂けるものなのかはわたしには分からない部分です。
少なくとも詩一さんがお読みくださったことでとても報われています。
悔しいへの応援コメント
虹でも掛けてくれよ
とても切ない言葉です。
作者からの返信
ありがとうございます。
わたしは賢人というキャラがこの小説を書き進める内にとても好きになりました。
わたしの語彙や感情に無いはずの呟きやセリフを突然口にしてくれるんです。
わたし自身が仕事や日常を生きる中で賢人の放つ一言を場面場面で思い起こして相手とコミュニケーションしたりしています。
苦しいへの応援コメント
いわゆるそれはボランティアとは決定的に違う。誰からも感謝もされない。
私の考える至上の善です。
それを作品の中で書いて頂いて、いつもテレビに映し出されるボランティアを見たときに感じる「お前らなんか本物じゃねえ!」という怒りが消え去りました。この世に一人でも、承認欲求以外の感覚で善を行える人が居るのだと思うと、それは救いに他なりませんから。
作者からの返信
ボランティアは大切なことだろうとは思いますが、順序があると思うんです。遠く被災地のお年寄りの家を片付けに出かける前に、自身の祖父母に孝養しているでしょうか。配偶者の親、つまり舅や姑にそうしているでしょうか。
更に踏み込んで言うと、ボランティアを称賛する前に、仕事として介護に従事したり恒常的に身を危険に晒す警察官や消防士の方たちの社会的尊敬、金銭的処遇の向上が図られているでしょうか。
自己実現のための「自主」よりもわたしは「義務」をまず先に果たす人を尊敬します。そして金銭を得て「職業」としてその仕事に命がけで取り組む人を尊敬します。
大切ではあっても、ボランティアはその後の話だと思います。
それから、ボランティアを学校などで評価の単位にするのであれば、家が貧しかったりシングルファーザーやシングルマザーの子たちが家事をやらざるを得ず、ボランティアをやる時間すら取れないのだとしたら、それをも評価しないと本当の平等とは言えないと思います。
長文になり大変失礼いたしました。
可笑しいへの応援コメント
外反母趾というのが、どうしてここまで艶かしく性的に感じられるのか。女性特有のものと信じているからか。考えました。辿り着いた答えは、翡翠さんのおよそ常人とは思えない思考回路に相反するOLの日常的な生活感をそこに感じるから。つまりギャップ萌えを感じているからなんだと思いました。撫でたいと思うのは異常なことなのかわかりませんが、賢人さんに共感している自分が少し怖くは感じます。
作者からの返信
ありがとうございます。
外反母趾という点ではその形状のいわばアブノーマルさが却って魅力的なのかなと思います。
そしてそれを撫でることが果たして異常かどうか。
あくまでもわたしの感覚ですけれども、それは相手を慈しむ行為かな、と思います。
手当て、という言葉の本来の意味がわたしはとても好きで、それはつまり手を当てて相手を慰撫し治癒するという行為です。そして、愛撫とか指圧という行為は更に、相手のここを慈しみ撫でたり押したりしてあげたら疲れの芯がほぐれ、ココロまでも溶かすという感覚があります。更に言うと、生涯の伴侶との行為であればそれは神聖さすらあると思っています。
愛しいへの応援コメント
瀬名さんで見たあの光景が蘇りました。(他作品のネタバレになるのでどこがとは明記できませんが)
作者からの返信
ありがとうございます!
まさかお気づきくださるとは思わず、瀬名さんを本当に丁寧に誠実に読み込んで下さったことに改めて感謝いたします。
『一線を超えられない』という表現を書こうとするとどうしてもこうなってしまいました。
他のもっといい方法があったら別の小説で書きたいと思っています。
妖しいへの応援コメント
手首の傷の描写がとても素敵です。
私も(?)病的なもの、病んだ人を見るとたまらなく愛しくて抱きしめたくなってしまいます。でも多分それは、切なさに締め付けられた私自身の心臓を抱きしめたいのだと思います。
作者からの返信
ありがとうございます。
本当に切なくて愛おしくてたまらない時にどんな愛情表現をしてもどんな行為をしても足りないもどかしさは、詩一さんのおっしゃるその表現が本当にぴったりだと思います。
眩い(まばゆい)への応援コメント
翡翠の左目の眼帯の下の正方形のガーゼの面積の肌の色と、右手首の包帯に隠された細い腕の色の白さとを是非とも見てみたいと思った。
もしその白さが透き通るほどでまばゆいほどのものだったならば、それだけで自分の恋人たりうるだろう
という心理が、解るけど書けない私からすると、とても輝いて見えました。
これだけでもう十分最後まで読む動機ができました。
ボーイミーツガールが特殊なんですけど、でも現実世界で起こりえないこともないというファンタジー度が、たまらなく良いですね。
作者からの返信
沈み込むようなどちらかというと読みづらい設定と文体の小説をお読みくださり本当にありがとうございます。
そしてこれをボーイミーツガールをお呼びくださることがとても嬉しいです。
現実にこういう出会いは稀でしょうけれどもわたしという人間がまるごと影響を受けている「恩人」(故人で見た目は普通のおばあさんです)が別設定のありえない現実の出会いのエピソードを遺してくれていて、それをなぞっている部分があります。わたしの naka-motooというペンネームも恩人にあやかっています。
終章:命を削るひとたちと命を紡ぐひとたちへの応援コメント
読み切った。。。。。
濃密な時間でした。
素晴らしい体験をありがとうございました。
作者からの返信
ありがとうございます!
本当に一息に読んでくださり評価までいただき感謝いたします。ただ相当にお疲れになられたのではないかと心配しております。
そして「高天原まで10万里」に素敵なレビューをいただきありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます!(^^)
終章:命を削るひとたちと命を紡ぐひとたちへの応援コメント
素晴らしかったです。ただただ圧倒されました。まだ暫し作品世界に浸りつつ…。
ありがとうございました。
作者からの返信
最後までお読みくださりありがとうございます。
この小説はわたしのこれまでの人生のノンフィクションもかなり含まれています。そしてお読みくださる方の大切な人生をも尊重させていただけたらと思います。
本当にありがとうざいます!
終章:命を削るひとたちと命を紡ぐひとたちへの応援コメント
すごいです……!こんな結末だとは想像していませんでした。本当にすごい。
最後の方は圧倒されっぱなしでした。タイトル通り、スケールが大きい!宇宙や人間の歴史に関わる、とても壮大なお話ですね。神がその意志で為したような作品だと感じました。
完結、お疲れ様でした。
欲を言えば、翡翠と賢人のその後が見たいです。
作者からの返信
ありがとうございます!
小説の序盤で七海まちさんが翡翠の魅力についてお言葉を下さったことを頼りに書いてきたのかもしれません。
とても力づけていただきました。
そして翡翠と賢人のその後・・・
切なく美しい恋愛小説のヒントを頂いたような気がします。
本当にありがとうございます!(^^)
凛々しいへの応援コメント
こちらに失礼します。
わたしの「この道を歩いて」に温かなコメントと星、レビューまでいただき本当にありがとうございます。
「日月(にちげつ)の交わり」、不思議な惹き込まれる感覚で読ませていただいています。
まだ途中なので感想は差し控えますが、この後どうなっていくのかと目が離せません。ゆっくりと続きを拝読していきたいと思います。
作者からの返信
お忙しい中お読みくださりありがとうございます。
つきのさんのように人生を誠実に生きておられる方にお読みいただけることはこの上ない光栄であり幸福です。
本当にありがとうございます。
終章:命を削るひとたちと命を紡ぐひとたちへの応援コメント
最後まで加速度を増し続け同時に静かに確かな希望を感じさせる素晴らしい結末でした!ありがとうございました!
作者からの返信
お忙しい中お読みくださりありがとうございます。
実は最後のシーンはTakeさんの描く美しい宇宙空間をイメージして書かせていただきました。
いつもインスピレーションを頂いています。
本当にありがとうございます!
終章:命を削るひとたちと命を紡ぐひとたちへの応援コメント
完結おめでとうございます!
すさまじい話でした。
賢人と翡翠のその後に幸ありますように。
作者からの返信
わたしが何かに憑かれたように書きたいままに書いたこの小説を貴重なお時間を割いてお読みくださり感謝いたします。
とても報われる思いです。
本当にありがとうございます!
憂れしいへの応援コメント
だんだん展開が謎になってきましたね。いい意味で謎の話です(笑)
作者からの返信
ありがとうございます。
「神の絵」、「地獄の掛け軸」というのが言ってみればこの小説のもうひとつの主人公であるとも言えますけれども、現実に実在する絵をモチーフにしています。
「絵解き」というのは特にお盆や法事などにおける地方の寺院などで檀家に向けた説法の手法ですけれども子供の頃から祖母やその周辺の不思議なお年寄りたちに囲まれて育ったわたしにとってそういう風習がとても自然でかつ恐ろしいものでした。
そしてわたしはこの小説の中のほぼエピソードどおりの経緯で描かれた地獄の掛け軸を見ました。名も知れぬ絵師が芸術を超えた恐るべきけれども素晴らしい鮮やかなまでの地獄を表現していることを見て、世に知れる作品が全てだというのはとんでもない奢りだとすら感じています。
話の展開は荒唐無稽に見えるでしょうけれども突然出てきた「ブラックホール」を含めて「事実そのもの」をわたしなりの組み立てでつなぎ合わせています。
貴重なお時間を割いてお読みくださり本当にありがとうございます。この後の展開も事実に基づいて「え?」という感じで動きますけれども書いているわたし自身がこの絵に関わる子供の頃からの出来事を思い出すと色あせた「現実」よりもよりリアルな「事実」というものが並行していると認めざるを得ません。
長文大変失礼いたしました。
やめたいへの応援コメント
翡翠がとても魅力的です。終わりがあるとわかっていても、この二人をいつまでも見守っていたいと感じさせるものがあります。
純文学系の賞に出されてはいかがでしょう?いいところまで行くと思います。映画になってほしいと感じる作品です。
作者からの返信
ありがとうございます!
おっしゃる通りわたし自身が純文学的に書いているような気がします。
そして翡翠に魅力を感じていただいているとしたらとても嬉しいです。わたし自身こういう人格と付き合うのが初めてです。ほんとうに降って湧いたようなキャラだったものですから書き手のわたしが新鮮な思いで筆を進めています。
とても励みになるお言葉をいただき、本当にありがとうございます! (^^)
険しいへの応援コメント
淡々とした描写の中に、人間の痛みを感じます。こういう小説、とても好きです。
作者からの返信
ありがとうございます。
沈み込むような、しかもジャンルをホラーとして書いている小説にもかかわらず、貴重なお時間を割いてお読みくださったことに本当に感謝いたします。
ありがとうございます。
妖しいへの応援コメント
白虹はかつて戦乱の予兆だったと言いますが……?
作者からの返信
ありがとうございます。
初めて知りました。
そしてわたしは実は虹にあまりいいイメージを持っていません。
前職の仕事の中で虹を出発の祝福と捉えておられたわたしのお客様が、その年に限って大変なご苦労をなさったことが脳裏に残っています。