応援コメント

ゆかしい」への応援コメント

  • このダブルパンチ、グッと来ますね。「さよなら」「触るな!」からの「わたしを捨てないでね」、、、この矛盾した感じ、この不安定さ、このドラマティックな心情の変化が、翡翠の魅力の本質のような気がします。
    いや、違うのか、、、
    賢人が「許してくれ、もう言わない」と神と巫女たる自分への崇敬を、作意ではなく自然に示したことで、翡翠の中で賢人の立ち位置が変わったのかも知れないです。だから、彼女の中では矛盾しない。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    翡翠のココロは彼女自身のものであり、書き手のわたしも立ち入ってコントロールすることができないのだと書いている最中に感じていました。
    そしてご指摘の通り、賢人の立ち位置、翡翠の立ち位置、神の絵の立ち位置の揺れ動きが、後に重要な伏線となって、わたし自身が、あっ、と驚いてしまうことになります。

  • 翡翠さん、さっきは帰ると言って、今は捨てないでですか。
    抱きしめたくなる。

    腹の中に憑いているなにか、危なそうなもの。それにレディを見て「こうなるかも」と思ったのかも知れないですね。これは心変わりではなく、高次元での気付きから来る突然の不安感なのかなと思います。だから私は「虫が良いな」とは思いません。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    おっしゃってくださった通り翡翠とレディはとても似ているのだろうと思います。翡翠に関して言えば子供の頃から家族同士が突き放し合う関係であり神社の火事で神の絵以外の人間全員から完全に捨てられたのでしょう。
    詩一さんのコメントをきっかけに改めて考えてみると人間の中で唯一自分と神の絵を「アリだろう」とある意味異常な理解を示す賢人を繋ぎ止めておきたいという思いなのかもしれません。