美しいエピソードですね、ものすごく綺麗です。色彩の美しさと、祈りと、性愛とが交錯する、奇跡的なシーンです。うーん、うまく言えない、、。遠い昔に見た、不条理な夢のような、、。
作者からの返信
ありがとうございます。
「不条理な夢」という表現がとても嬉しいです。
実はこのシーンに出てくる風景・情景描写の大半は現実にわたしが目にした映像のフラッシュバックを意識して組み合わせたものです。
沈みゆく夕日と同じスピードで点対象に上りくる月。
隣家にまではみ出るアジサイを切り落とす瞬間。
虹の下を外洋に向けて出航する船舶。
こんな風に捉えてくださったことでとても報われる思いです。
手首の傷の描写がとても素敵です。
私も(?)病的なもの、病んだ人を見るとたまらなく愛しくて抱きしめたくなってしまいます。でも多分それは、切なさに締め付けられた私自身の心臓を抱きしめたいのだと思います。
作者からの返信
ありがとうございます。
本当に切なくて愛おしくてたまらない時にどんな愛情表現をしてもどんな行為をしても足りないもどかしさは、詩一さんのおっしゃるその表現が本当にぴったりだと思います。
白虹はかつて戦乱の予兆だったと言いますが……?
作者からの返信
ありがとうございます。
初めて知りました。
そしてわたしは実は虹にあまりいいイメージを持っていません。
前職の仕事の中で虹を出発の祝福と捉えておられたわたしのお客様が、その年に限って大変なご苦労をなさったことが脳裏に残っています。