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2019年12月13日 23:04
そうなんですよね。なのにどうしてか、気にしたり病んだりするのは貸した方です。返ってこないお金。でも返せというのも可愛そう。正義は自分なのに断行できない。仕事なら、どこかで強制力を持つものなら、或いは言えたかもしれない。お前が悪い返せと。賢人さんはこの仕事に配属されて良かったのかも知れませんね。金銭的な面を除けば。
作者からの返信
ありがとうございます。実はわたしの実家は数代前にいわゆる「破産」をしています。そして先代の所業により無一文になった祖母たちはそこから爪に火を灯して働き、本当に借金せずに家を建てていわば嫁としてやって来た彼女が嫁ぎ先を再興させたわけです。わたしの父親は祖母から「(借金を免除してもらって)義理のある身なのだから」と押さえつけられて進学できなかったことを恨みに思っていますが、祖母の方が良識を持っていたと今にして思います。なぜなら借金を踏み倒された相手もそのせいで困窮する可能性があり、わたしの父親と借金を踏み倒された側の子供のどちらを救うべきかと言えば、踏み倒された側の子供だと今のわたしならば判断できます。本能的に祖母もそれを感じ取っていて、道理を通したのだろうと思っています。
そうなんですよね。
なのにどうしてか、気にしたり病んだりするのは貸した方です。
返ってこないお金。でも返せというのも可愛そう。正義は自分なのに断行できない。
仕事なら、どこかで強制力を持つものなら、或いは言えたかもしれない。お前が悪い返せと。
賢人さんはこの仕事に配属されて良かったのかも知れませんね。金銭的な面を除けば。
作者からの返信
ありがとうございます。
実はわたしの実家は数代前にいわゆる「破産」をしています。
そして先代の所業により無一文になった祖母たちはそこから爪に火を灯して働き、本当に借金せずに家を建てていわば嫁としてやって来た彼女が嫁ぎ先を再興させたわけです。
わたしの父親は祖母から「(借金を免除してもらって)義理のある身なのだから」と押さえつけられて進学できなかったことを恨みに思っていますが、祖母の方が良識を持っていたと今にして思います。なぜなら借金を踏み倒された相手もそのせいで困窮する可能性があり、わたしの父親と借金を踏み倒された側の子供のどちらを救うべきかと言えば、踏み倒された側の子供だと今のわたしならば判断できます。本能的に祖母もそれを感じ取っていて、道理を通したのだろうと思っています。