概要
「私にしりとりで勝ったら、……てあげる」
お題「ルール」。
「言葉遊び研究会」所属の多田と高橋さんは、部室で延々としりとりを繰り広げる。そのやり取りには、ある秘密があった。
「言葉遊び研究会」所属の多田と高橋さんは、部室で延々としりとりを繰り広げる。そのやり取りには、ある秘密があった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ルールで縛る、類呼ぶ友が集まると、語る言葉に胸躍る
「ルール」といっても様々あるが、本作のそれはしりとりのルールである。男女が単純なしりとりをする、というだけのお話なのだが、そこにいろいろな「ルール」が詰め込まれているのが面白い。
一つ、単純にしりとりのルール。最後が「ん」だったり、長考が過ぎると負けだとか、よくあるものだ。
一つ、己に課すルール。ビデオゲームなどでよく言われる、縛りプレイというやつだ。特定のテーマの言葉を言い続ける、特定の文字で相手を攻める、など、これもしりとりをする上でやることはあるだろう。
さらに一つ…賞品のルール。買った方が何かを得る、とこれまたよくあるものだ。本作では…まあ、男女間でよくあるアレである。
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