幼なじみの妹と、身体の関係になってしまった。

作者 スタジオ.T

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★★★ Excellent!!!

 かつて愛した女性は、別の男性とともに歩むと決めてしまった。
 選ばなかった未来を悔やみながら、前に進めない主人公のもとに彼女の妹が訪れます。
 あったかもしれない未来は甘美な夢。現実は残酷すぎて救いなんてありません。
 もがいて、傷つけてしまって、それでも理解し合いながら、二人はなんとか前に進みます。その先に何があるのでしょう。ここでは詳しく語ることができません。
 皆がどこにも行けなかったこの夏に、たどり着くべき場所にたどり着いた二人の物語を是非読んでください。

★★★ Excellent!!!

最初の十話ほど越えたらもう引き込まれます。
次が気になって仕方なくなることです。
テンポの良い会話と、すっと脳裏に浮かぶ情景。
高校生の「夏の夕暮れ」なんて特にそうでしょう。
曖昧でズルくて卑怯で、泥臭い人間臭溢れるサキとその周りの人々。
高校の頃よりも、新宿で出会う彼女らが私は好きです。人臭さが、生きることにどこまでも忠実な彼女らが。
傷の舐めたいのように思える性行為も話しを進めていけば、「この子達には、この子にはこの手段しか思いつかないのか」と思ってしまうかも。
題名や、タグに踊らされず読み進めてください。
きっとこのレビューを見てるアナタは好きな作品だと思うから。

★★★ Excellent!!!

文体のリズムに近しいものを感じる。
たぶん筆者も石田衣良さん好きだと思う。
スラスラと読める。言葉少なめの会話とモノローグの割合がちょうどよい。
登場人物が少ない分、それぞれの人の内面がうまく描かれていて全体的に暗い話だけど読んでて楽しい。
低予算でドラマ化しやすい内容だから観てみたい気もする。
でもドラマ化するなら題名が変えられそうw

★★★ Excellent!!!

 この作品はセックスだとか風俗だとか、そういった描写が多く含まれている。その多くは、読む者に嫌悪感を抱かせたり、物語の本質を見誤ってしまうような危険を孕んでいるものだが、筆者にはそれらを許さず、自らの作品を直視させる確かな力があると感じた。
 セックスや酒、未成年という言葉。それらが主人公と幼馴染の妹の関係と、故郷での暗い過去を暗示するかのように描写し、それらでしか繋ぎ止められていない関係と言うものを、ひどく儚く、心を抉られるものだと読者に感じさせてくれる。
 主人公や幼馴染の妹は、自由を求めて――これが解釈としてあっているかは各々の捉え方であるが――故郷から東京と言う街に逃げてくるのであるが、この物語のなかでの東京の描写はとても閉鎖的――主人公のアパート、バイト先やメイド喫茶等々——で、自由で広大な東京と言うよりは、狭く退廃的な闇を抱えた街と言う印象を与えてくれる――それは、確かに東京と言う都市の抱える一側面でもある――。主人公の闇は、そういった描写を織り交ぜながらより深い説明がなされていくのだ。
 この作品は、特に難しい言葉が使われているわけでも、文章が長いわけでもないのにもかかわらず、動作、言葉が多くの事を訴えかけてくる。
 話はまだ途中。完結するまで追いかけたいと思える作品だった。まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみることをおすすめする。

★★★ Excellent!!!

会話が面白いです。

登場人物が抱えている闇。それを直視しないように、紛らわすために、互いの傷を癒すために、確認し合うために、互いの体を求める。

東京には、本当になんでもあるような気がしたけれど、実際に住んでしまえばなにもない。

あるのは無関心な視線だけ。

ま、それが心地よかったりもするんですけど。

二人には、ぜひ幸せになってもらいたいものです。