元読み専のど素人小説書きです。批評はお手柔らかに。最近もどちらかというと読み専です。(2020/9/01よりカクが増えます) IDはノーベル賞の方のノーベルで…
奇をてらった着想というのは色々な物語にあるが、「人が目をつけておらず、その上で本質的かつ非常に重要なテーマ」となれば、これはもう滅多にお目にかかれないと言っていい。本作はまさにそういった、最高の…続きを読む
――英雄も、いずれは老いる。 たとえ歴史に名を刻むほどの者であっても、老いを避けることはできない。 そして、老いは判断力を曖昧にする。 想像して欲しい。「強大な力を持つ英雄が、老いて判…続きを読む
この物語は前書きで紹介されているとある施設で進みます。その施設に集められた人たちはいずれも哀れです。それでも彼らから誇りを奪うことはできません。読み進める読者は若い主人公とともに人間の奥深さ…続きを読む
冒頭は異世界ファンタジーの鉄板のような設定。ところが、読み進める内にじわじわと仕込まれた独自の世界観にはまり込んでいく…まさに計算され尽くした物語構成です。上手に伏線を張る、魅力的なキャラクタ…続きを読む
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