パドリエス国物語　～孤高の戦士ギルモアによせて～

パドリエス国の成り立ち

始祖パドリエス（騎士）。異国より友（闇魔術師・光魔術師）と共に、かの地に降り立ち豪族を統治し、パドリエスを建国。
光の魔術は国民に安らぎを、闇の魔術は悪者の粛清を行っていたが、そののち闇魔術師の精神は闇に染まり、人格崩壊をおこして失踪。
そのため始祖は人々の統治を、国民の中から選ばれた１０人による議会により決定し、その頂点に国王が立つこととした。
そして、議会のメンバーは世襲制とすることになり、光魔術師の一族は一線を退き、歴代の国王を影ながら支える存在となる。

それから長い年月が経ち、闇魔法にかけられて魔獣化した獣達との幾度とない戦いの末、国民の青年男子が極端に減る恐れが出てきたため、国は傭兵を周りの国々から募るようになった。
傭兵の中には手柄をたて、軍隊に取り立…続きを読む