自分のことは自分が一番分かっているのに、分かっているのに、ちゃんとはできないんだよなあ……というのを、読みながら感じました。出てくる登場人物の描写(セリフ、考え方)が細かくて、本当にその辺にいそうで、リアルです。
カメラを趣味にしていた祐は、家族とのいさかいやこじれた人間関係のために、それを捨てた。大学生になってからは自堕落な日々を送っている。そんな折、病院で祐は美しい女性・渚月と出会う。ピアノをかつて愛し…続きを読む
悲しいのに生き生きと眩しい、苦しいのに美しい、儚いのに力強い。そんな作品です。人物の描き方がリアルで、読みながら自分自身とどこか重ね合わせてしまう。堕落した主人公が、前を向いていく姿に、圧巻され…続きを読む
作者様のタイトルとは意味合いが違うかもしれませんが、最後まで読んだ印象としてはこのキャッチコピーが頭に浮かびました。人生、どこかで堕落してしまった人は多いと思います。自分もそうです。現在進行系で…続きを読む
セピア色を孕んだ空気満たされない想い壊したくないから言えない想い誰もが1度は思うことを、狭い空間(キャンパス)に描き出した、油絵? いや、水彩画のような物語描写や比喩が綺麗で、ドロドロ…続きを読む
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