概要
もやしのもやしによるもやしのための掌編
全もやしが感動する掌編を目指しています。
ジャンルを現代ドラマではなく現代ファンタジーとしたのは、こんなにいろいろ考えるもやしが現実にいたら気持ち悪いと思ったからです。
※カクヨムWeb小説短編賞(カクヨムコンの短編賞)に応募中です。
ジャンルを現代ドラマではなく現代ファンタジーとしたのは、こんなにいろいろ考えるもやしが現実にいたら気持ち悪いと思ったからです。
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!もやしという運命について
ドゥルーズ/ガタリは『千のプラトー』の中で、「リゾーム」という概念を提唱した。
これは上下関係からなるツリー状モデルとは対照的に、「ある一点は全方向へと接続しうる」という図式を言い表したものだ。換言すれば、一つの絶対から下部へと派生していく構図ではなく、横断的にあらゆる要素が絡み合って展開するという構図である。
つまり、もやしである。
この物語において主人公(もやし)は、もやしとして生まれてもやしと名付けられた純然たるもやしであり、もやしたる宿命を受け入れて美味しいもやし炒めと相成った。
本来ならばもやしはリゾーム的に人間と接続されることによって、栄養素としてその血肉に生成…続きを読む