救えるもの、救えないもの。救われるもの、救い合うもの

つらい持病のある教師の行橋先生。
病気のために仕事には支障をきたし恋人とは別れる。
人生どん底の暗い顔をしていました。
そんな折、彼は不登校の生徒・田部くんとの接触に成功します。
その出会いが、彼の運命を大きく明るい方へ揺り動かします。

人を傷つけるのも人。
でも、人を救うのも人。

この作品には、複数の「親」が登場します。
どの親も、良くも悪くも人間味があります。
分かり合えない親もいます。分からない方がいいだろうと思う親だっています。
でも、ラストにまとまったこの親子は、お互いを救い合って引き上げた仲です。
ずっとずっと、幸せでありますように。

そしてあの子も、いつかは幸せになれますように。

それにしても、童謡って、なんだか怖いですよね。

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