流れる星は暁に抱かれ

作者 結城かおる

型破り公子がゆく! 都を駆け、剣を振るい、酒肴に語らい、大人になる

  • ★★★ Excellent!!!

涼国の若き公子、桂舜は、宮廷での窮屈な日常を厭い、
夜闇に紛れて逃げ出しては酒場街をうろうろしている。
この文武両道で優秀なはずの公子の困ったふるまいに、
父たる王はきわめて強烈な妙案を思い付き、実行した。

これこそが、暴れん坊将軍ならぬ「暴れん坊主上」と、
かさばった武官あらため「ガンダム」の出会いである。
「何のこっちゃ?」と興味をひかれた読者の皆さんは、
ぜひとも『涼国賢妃伝』シリーズをお手に取られたい。

若かりし日の桂舜と劉星衛の出会いを巡るエピソード。
王の血を引く異母兄妹との情愛とその身分ゆえの葛藤。
権門が幅を利かせて、王家といえど盤石ではない国情。
厳寒の国境の砦で経験した初陣、星空の下での語らい。

型に嵌まらない第二公子・桂舜が成長してゆく武勇伝。
運命はままならない。
そんなもどかしさを抱きながらも、
勢いよく前進していく桂舜の姿に釘付けになりました。

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