友を得て、王は立つ。

側室の子。第二皇子。この時点で「ああ、この王子様は不遇だな」と思っちゃうのが世の常人の常。
こちらの主人公・桂舜公子もそんな一人。


しかし、不遇とは言えど、胸では炎が燃えている。
全てを救いたいという願いは、目の前の小さな一人を助けるから始まって。
厳ついから安心感がパナい、武官の友人を得てからは、その出来ることが大きくなっていって。
そして、道は王座へと――

作者様の手による別作品『涼国賢妃伝』に登場する王様の、若かりし日の武勇伝。
強かで、それでいて常に正しくあろうとする王が如何にして立ったのかを知る物語です。ご覧あれ。

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