体感時速は300キロオーバー! 凄腕ドライバーは子供たち!

きっと未来には実現されるんじゃないのかな?
実現されたらきっとこんな世界が広がっているんだろうな。
そんな想像力と新しい玩具にわくわくする感覚が、リアリティー豊かに広がっています。

モデルとなるのはミニ四駆。
しかしそこにVRゴーグルを取り付けることで、ゲームさながらのレースバトルが実現される。
このアイデアが面白いし、実現したらこうなるだろうという想像力が素晴らしい。

作者様の持ち味である、リアリティーあるフィクションの数々。
ライバルたちとの戦いを盛り上げるレースシーンの見事さ。少年・少女たちの元気あふれるキャラクターの魅力。登場するメカのかっこよさとマニアックさ。
それらが混然一体となって物語を包み込んでいます。

子供たちに新しく広がる世界を想像させたい、そんなメッセージを発しているように思えました。
同時に大人になってしまった私たちに、子供のころのあのワクワクを思い出せよ、そんな風にあおってくるようにも思えました(笑)

子供から大人まで楽しめる作品だと思います。

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