きっとその未来は、優しさや温もりに溢れている。

 最新の5話まで読みました。

 1話から濃厚な心理描写、そして読者を引きつける描き方、流石わかってらっしゃいます。ひっかかることなく、安心して読める、これが簡単そうでなかなか出来ないものです。

 ここ数日気になっていたので、実は1話だけ読もうと思っていました。ですが、気づいたら、結局最新の5話まで、圧倒的ボリュームで読まされていました。素敵です。

 物語的には、警視庁で動植物の密輸捜査をしていたタケト君が、魔獣の生息する異世界に転移してしまい、そこで魔獣密猟取締官の人たちと共に、絶滅に瀕する魔獣などを密猟者の手から守るというお話。

 ただ彼が魔獣密猟取締りのお手伝いをするきっかけが、優しさに満ち溢れています。そしてそれは今後の物語の温もりを、良い意味で期待させます。もちろん、密猟のお話ですから、良い話ばかりではないでしょう。残酷な話もあるでしょう。それでもタケトたちの進む未来は、きっと優しさや愛に満ち溢れているのだと、私にそう思わせてくれました。

 まだようやく物語の紹介が終わったというところですが、今後も引き続きご期待しております。

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