教科書の例文に載るような、見事なショートショートです。冒頭にチラリと見せた謎を最後にストンッと落とす、作者の技量を心憎いばかりに見せる構成は、お見事の一言!後読感のよさは、特筆すべきものです。是非、みなさんも御一読ください。
たった4000字弱に人生が詰まっています。愛し愛され、託された願い、約束。主人公を迎えに来た死神が、枕元に立つところから始まる本作。読んでみて損はありません。ハンカチのご用意を。
老人、死神、この二つでもう泣いてしまいそうだと思っていたんですが、最後のところで更にグッとくるものがありました。ネタバレになるので言いませんが、読むとグッときます。良いお話でした。
寿命を迎えた主人公を、死神が迎えが来ます。主人公の独白、死神の正体。是非、読んでみてください。
死を前にした主人公が何を語るのか。私も枕元に死神が現れても一向に動じない彼のように充実した人生を送りたいものです。
実に良く出来た物語です。短い中に、一人の男の人生を見ることが出来ます。最初、高校生ながら、背伸びをして書いているなと思いましたが、最後まで読むと評価が覆りました。例えば、死神のセリフ。例えば彼女のセリフ。そして彼女の兄の……。全てがラストの風景のためのものだとわかったとき、私は鳥肌が立ちました。そして2度また最初から読み始めたのです。素晴らしい余韻です。彼の幸せそうな顔が、読み手さえ笑顔にさせてくれます。そして、誰かに伝えたくなる物語でもあります。良い作品をありがとうございました。
同じ高校生が書いた文章だと思えない、思いたくない(笑)こんな最期が迎えられたらどんなに良いことだろう?いやぁ、泣かせに来るよね……みんなティッシュとハンカチ用意して!
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