だれる事なく最後まで読める、完結したのにもっと続きが読みたい!そう感じる数少ない素晴らしい作品の1つだと思います
「美しいものはかなしい」という言葉があります。ソフィアの生き様はまさにそれです。剣の道を求め、剣に行き、剣に死ぬ。全てのものを削ぎ落とした結果、残った尊いまでの美しさが、彼女にあります。そして、それ故に「哀しい」。それだけならば、普通の剣客小説ですが、この物語はそれだけじゃありません。いわゆる一般的な「成長」の物語が、剣の道を求める「求道」の物語とうまく調和して、最後までヘタれずに終わりました。重くなりすぎず、だけど決して軽くない。ラストも登場人物それぞれ、「らしく」終わっていてよかったです。
主人公が美少女設定なのに、言動がいちいち渋くて惚れるしかない。セリフや生き様がマジはんぱない。ぐいぐいと世界観に引っ張り込んでくれます!
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