いわばよくある異世界モノ

新米社会人の山田さん。
ある日、たまに行くガード下の飲み屋に顔を出すと、そこは教団本部になっていた。
そこで“エーテル”と名乗る少女に「私たちを救って欲しい」と懇願され……。

周りで支えてくれるのは、主人公にどこまでも心酔する優秀な仲間はもちろんのこと、無償の愛を惜しみなく注いでくれる健気なヒロイン、ちょっとお茶目で天然だけど、いざという時は頼れる女神サマ……。
———たとえそれが王様を自称する得体も底も知れないオッサンに、そこはかとなくぞんざいな扱いをかましてくる少年少女や、果てはドヤ顔で訓示垂れるだけの胡散臭い精霊たちだったとしても。
なんだかんだで頑張っちゃう、それが日本のサラリーマン。

世界が増えても出勤日は減らない。世界を救えと言われつつ、どこへいっても一般人な、新米社会人の日帰りファンタジー生活がはじまる。