第20話
§16 アダルト
Second Lifeはアダルト要素のある世界です。
運営しているのがアメリカの会社であることから日本国内ではモザイクが必要な画像もそのまま見ることができてしまいます。
例えばアバターの身体。女性には性器も描かれています。Skinのショップでは商品の看板に裸のアバターが掲載されていることが多いので、動画サイトのゲーム実況などでSecond Lifeを扱うとBAN対象になるような画像が意図せずに映り込んでしまうこともあります。
そして、Second Lifeではアバターに性行為をさせることができてしまいます。
アカウント取得の生年月日のところでも触れましたが、現在アダルト行為が許可されているのはアダルトリーディングに設定された地域だけに限られています。ここには18歳以上でなければ入れません。というのはSecond Lifeに参加できるのが16歳以上に変更されたためです(2011年ごろ)。2007年の日本語版リリース当時は18歳からでしたからアダルト施設はそこら中にありました。これも人の集まる場所だったのでトラフィックを上げる要素にもなっていたと思います。
アバター同士の性行為はダンスと同じようにアニメーションを実行するボールなどに乗ります。また性行為のアニメが入ったベッドやソファなどのアイテムも販売されています。アダルトエリアではなくても、個人の区画の中で不特定多数が使用しない前提ではそういったアイテムを使うことができます(Moderate地域)。
それらのアニメも日々進化しているようです。
またBDSMなどマニアックな行為が中心になっている場所やゲイ、ビアンなどLGBTの場所もあります。
付け加えると、男性器は別のアイテムとして装着する必要があります。ですのでボディは女性でも男性器をつけているシーメールにもなれますし、シーメールの集まる施設もあります。
アダルト施設へはソーシャルアイランドのポータルエリアからも行けます。とはいえ外国人ユーザーが運営する場所が多いのも事実。では「すりんく」から? いえ、すりんくはアダルト関連施設の掲載がNGになっているのです。そこですりんくと同様のサービス「とびナビ」に施設を掲載している日本人アダルト施設オーナーが多いのです。興味がおありでしたらそこから飛んでみてください。
とびナビ
http://tovi-navi.jp/
アダルト施設にはユーザーの年齢以外にも規制があります。
アバターの外見として、子供は入場できません。日本人ユーザーの場合アバターの身長を160センチ以下にしている人も多く、周囲の外国人ユーザーに比べるとかなり小さく見えます。そのため大人アバターであるにも関わらず子供と見なされて警告されたりBANされたりということもあるようです。
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