第11話
§7 チャット
ユーザー同士のコミュニケーション手段であるチャットには、キーボードを使うテキストチャットとマイクを使うボイスチャットがあります。
テキストチャットはツールバーのボタン「チャット」または「コミニュケーション」のプルダウンから「会話」「近くのチャット」でチャットウィンドウを開いて行います。
通常のチャットで20メートルの範囲まで届き、コントロール+エンターキーの叫びで100メートル、シフト+エンターキーのささやきで10メートル届きます。
環境設定の「チャット」タブでチャットウィンドウの文字の大きさも変えられますし、機械翻訳で発言を指定した言語に翻訳することもできます(15カ国語)。ただし、BingまたはGoogleの翻訳サービスの認証が必要になります。
ボイスチャットは環境設定の「サウンドとメディア」タブでオン・オフができます。また機器の設定、マイクボリュームなどもここで管理します。
またほかのユーザーのボイスを、アバターの位置で聞くか、カメラの位置(画面で見えている位置)で聞くか選択できます。
環境設定でボイスチャットをオンにしておくと、ほかのユーザーがボイスで話しているのを聞くことができます。自分がボイスで話すときにはツールバーのボタンのマイクのアイコンを押して開始します(もちろんPCにマイクを接続しているか、内蔵のマイクが付いている場合です)。
ボイスで話している人の声の大きさを調整する場合は、相手の名前や身体にカーソルを置いたときに表示される「!」マークをクリックすると、スライダーが表示されます。
自分のボイスに関して声色を変更するサービスも用意されています。ボイスモーフィングというこのサービスでは、38種類もの声色が用意されています。ロボットやヘリウム、ハスキーといった想像しやすいものからブザーやミニという試してみないと分かりにくいものもあります。また男性が女性の声に、女性が男性の声になることも可能です。が、機械的な音声ではあるので、モーフィングを使用しているのは聞けばわかるでしょう。
ほかにチャットに関するものとして、テキストチャットを入力するとアバターがキーボードを叩くような動きをするチャットアニメがあることはほかの項目でもお話ししましたね。このチャットアニメもユーザーの作るAOにオリジナルのものが多数あります。また入力している間だけ表示されるチャットアイテムというものもあります。手元にPCのキーボードが表示されたりアバターの周囲にハートや花びらが飛んだりするような、チャット入力が楽しくなるアイテムがこれも数えきれないほどの種類が作られ、売られたり無料で配られたりしています。
以上はローカルチャットという近くにほかのユーザーがいる場合のチャットです。Second Lifeのチャットにはほかに、IM(インスタントメッセージ)、GIM(グループIM)という個人や特定のメンバーと、いる場所を問わずに会話する機能があります。
IMを開始するには、近くにいる人なら名前かアバターの身体を右クリックして、プルダウンメニューからIMを選択します。近くにいない場合はフレンドであればリストから名前を右クリック。フレンドでない場合は検索してプロフィールを表示し、プロフィールウィンドウの下にあるIMボタンをクリックします(IMの隣にあるコールはボイスチャットのIMになります)。
個人間でのIM中、ほかのメンバーを加えたカンファレンスチャットにすることもできます。チャットウィンドウ上部にある「+人マーク」をクリックすると「検索」「フレンド」「自分の近く」から加えたいユーザーを選択できます。
このあたりの機能はSecond Life内でユーザー同士がスカイプを使っているような感じといえばわかりやすいでしょうか。
GIMは自分のグループまたは自分が参加しているグループのメンバーとのIM機能です。
IM、GIM、カンファレンスのチャットはローカルには表示されません。またチャットを入力してもアバターはアクションを起こしませんので、会話している相手以外あなたが話していることはわかりません。
テキストチャットはログを保存することもできますが、ボイスは保存したい場合自分で録音しておく必要があります。
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