第17話

§13 もの作り(きわめて簡単な説明)


 Second Lifeのもの作りではプリムを使用します。プリム操作に関してはすでに説明しましたが、もの作りを前提にしてもう一度簡単に取り上げてみます。

 立方体や円柱、ピラミッドといったデフォルトのプリムの大きさを変えたり、色や表面のテクスチャーを変えられることはすでに説明しました。

 そうしたプリムを組み合わせた場合、そのままではバラバラのプリムです。そこで編集ウィンドウの「リンク」でプリム同士をリンクさせ、ひとつのオブジェクトにします。そうしておけば移動させるときも全体を一度に動かせます。またリンクした一部のプリムだけを動かしたい場合は「リンク部分を編集」にチェックを入れ、動かしたいプリムをクリックして指定します。

 テクスチャーを貼り替えるとき、そのままですとプリムの全面が貼り変わります。ひとつの面だけ変えたいときには「面を選択」にチェックを入れ、変えたい面をクリックして指定します。また貼り替えたテクスチャーも「材質」タブで上下や左右に位置を調整できますし、画像をアップにしたり、小さくしてパターン化することもできます。

 インベントリのライブラリにあるテクスチャーフォルダーにはかなりの数のテクスチャーが用意されています。最初はこれを使って試してみるといいでしょう。

 またPCに保存している写真などを自分でアップロードできます。photoshopやGIMPといったソフトで制作したオリジナルの画像をアップして使っているユーザーがほとんどですし、質のいいテクスチャーは販売してもいいでしょう(テクスチャーのアップロードには10L$かかります)。

 そのようにしてかつてのSecond Lifeの世界はプリムでほとんどが作られていましたが、現在はメッシュのオブジェクトが主流です。

 メッシュはブレンダーやメタセコイアといった3DCGソフトでモデリングしたものをアップロードします。

 プリムで作ると多くのプリムが必要になる複雑な形状のオブジェクトもメッシュでは1プリムに換算される場合があり、プリム軽減という意味でもメッシュのオブジェクトが好まれています。もちろん見た目(表示)もプリムで作られたものよりキレイなのも確かです。

 アバターの服やSkinもphotoshopやGIMPなどのソフトで制作したものをアップロードします。立体に張り付けるものを平面で描くので慣れるのには多少時間がかかるかもしれません。

 また衣類もそのようにして作られたアバターの身体に貼り付けるレイヤー服はもう廃れていて、メッシュで作られたものが主流です。


 Skinやメッシュはアップロードしたあと修正が必要になることが多いようです。となると修正を繰り返し何度もアップロードすることになり、アップロードの費用もかかることに…。いえ、ご心配なく。Second Lifeには通常の空間(メイングリッド)のほかにアップロードを確認できるベータテストグリッドが用意されています。ここでアップロードしたものはメイングリッドのL$には影響しません。ですので何度でもお試しアップロードをすることができ、最終的に完成したものをメイングリッドでアップロードすればいいわけです。

 ベータテストグリッドに入るには、ビュワー起動時の画面のログインボタンの左下の項目からプルダウンメニューでベータテストグリッドを選択してログインします。


 もの作りの仲間が集まっているお店

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