期待と不安、その他もろもろ名前のつかないような感情が渦巻き、訳の分からない焦りを感じていた頃を思い出しました。
現代ドラマを中心に書いています。読むのも好きです。
ネットやテレビに映る東京はきらびやかでとても楽しそう。自分が住む町と比較して、先が見えてしまう地元が嫌になり、なんでもできそうな東京に憧れて地元からでていく―― 誰もが抱きそうな東京生活の憧れ…続きを読む
芥川龍之介の短編に『トロッコ』がある。検索すれば青空文庫などですぐ読める。現代でいえば、小学二、三年生くらいの子供がどうしても乗りたかったトロッコに乗せてもらい、最初はとても楽しい思いをしたが………続きを読む
田舎だっていいのさ、と今なら言える。だけどあの頃は嫌だった。何が嫌ってなにもかも嫌だった。噂好きの近所のおばちゃんも、ばったりお店で知り合いに会うのも、おしゃれなお店がないのも、ずっとここにいなき…続きを読む
これは『自分の物語だ』というのが、最初に浮かんだ感想でした。そのままこの経験をしたことはないけれど、新たな世界に呑まれ、疲弊するという感覚はおぼえがありました。誰もが経験して、誰もがその虚しさや…続きを読む
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