期待と不安、その他もろもろ名前のつかないような感情が渦巻き、訳の分からない焦りを感じていた頃を思い出しました。
現代ドラマを中心に書いています。読むのも好きです。
芥川龍之介の短編に『トロッコ』がある。検索すれば青空文庫などですぐ読める。現代でいえば、小学二、三年生くらいの子供がどうしても乗りたかったトロッコに乗せてもらい、最初はとても楽しい思いをしたが………続きを読む
田舎に住んだことのある人ならば、この少年のような想いをしたことはあるのではなかろうか。1話で読める、心温まるお話です。家ていいですね。家族は大事ですね。
田舎だっていいのさ、と今なら言える。だけどあの頃は嫌だった。何が嫌ってなにもかも嫌だった。噂好きの近所のおばちゃんも、ばったりお店で知り合いに会うのも、おしゃれなお店がないのも、ずっとここにいなき…続きを読む
自分を構成する世界からの脱却。それは自立心の表れなのかもしれない。夢も目的もなく、ただ現状の見慣れた淡々たる世界に辟易とし思慮なく行動する。だが、幼さ故の衝動は決して悪いことではない。この…続きを読む
もっと見る